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広くて、きれいに−大瀬川右岸堤防

本紙掲載日:2018-08-28
1面
幅員が倍以上に広がり、見通しが良くなった大瀬川右岸堤防
コンクリートで補強され浸透や漏水による破堤の危険性が低くなった

コンクリで側面補強も−特定区間の恒富地区

 大瀬川右岸の延岡市恒富地区で、堤防天端を広げ、コンクリートで補強する工事が7月末までに完成した。一帯は国土交通省が直轄管理する五ケ瀬川水系で唯一「特定区間」に指定され、早期改修が待たれていた。工事の完成により「洪水時に浸透や漏水による破堤の危険性が低くなる」と延岡河川国道事務所。

 整備は、「災害時の避難、水防活動などを円滑に進め、有事の際、避難・支援・援助活動を円滑に行う」を目的に、平成28年9月、総事業費約4億円で着工。堤防天端の幅を2・5メートルから6メートルに広げ、堤防の側面をコンクリートで覆い補強した。

 整備区間は大瀬橋を挟んで同川右岸の延長約800メートル。このうち、安賀多橋―大瀬橋間約400メートルが3月末までに、残りの大瀬橋上流部が7月中旬に完成した。天端を広げ、コンクリートでより頑強に覆ったことで、洪水時の浸透や漏水による破堤の危険性が低くなり、水防活動や市民の避難に活用ができるほか、付近住民の散歩やジョギングなど利用価値が高まるという。

 特定区間とは、堤防が破堤・氾濫した場合、甚大な被害(被災人口約1万人)が予想される区間。安賀多橋―大瀬橋上流間は「堤防天端の幅が狭く大型車が通行できない」などの理由で同省延岡河川国道事務所が管理する区間の中で、唯一特定区間に指定されていた。

 五ケ瀬川水系は、平成17年9月の台風14号被害後、「河川激甚災害対策特別緊急事業」(激特)で河川掘削や堤防整備などを実施。その後、河川改修事業で、堤防の耐震化、国道10号と大瀬川堤防へ直接つないだ緊急坂路整備などを実施している。

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