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「ジュニア科学者の翼」派遣研修報告会

本紙掲載日:2018-08-13
3面
グループ別に発表する研修生たち
中西さん

第14回学修奨励金、中西さん(聡明中)に決定−野口顕彰会

 延岡市の野口遵顕彰会(清本英男会長)が行った青少年派遣研修事業「第18回ジュニア科学者の翼」の報告会が7日、同市旭町の向陽倶楽部であり、参加した県北地区の中学2年生12人が、見学先で学んだことを発表した。また、参加者の最優秀者に野口研究所が贈る「第14回学修奨励金」は、聖心ウルスラ学園聡明中の中西彩弥子(あやね)さん(14)に決まった。

 12人は先月24日から27日まで3泊4日で、旭化成の創業者野口が設立した野口研究所(東京都板橋区)や日本科学未来館(同江東区)など最先端の化学や科学技術に触れられる4施設を見学。前後の研修を含めると8日間みっちりと学んだ。報告会には同研究所から小林宏史理事長も臨席し、顕彰会の会員、市教委、保護者らが見守る中で、グループ別と個別に堂々と発表した。

 深見光平君(五ケ瀬中等)、福島実帆さん(恒富中)、田和憲君(日之影中)、青柳慧修君(南方中)のグループは、科学技術の発達によって地球がどう変わるかを調べ、「再生可能エネルギーを生かした発電、人の代わりに仕事をするAI(人工知能)、家電の進化によって、人口減少や地球温暖化など現在起こっている問題が解決できるかもしれない」とまとめた。

 個別発表のテーマは環境問題、薬の未来、ロボット、医療などさまざま。中西さんは野口研究所で興味を持った抗体医薬品について、特長と課題を調べたうえで「技術は一歩間違えれば危険な存在になる。だからこそ医療医薬や医療技術を発展させるには、研究者同士の幅広い意見交換が重要だ」と発表した。

 科学者の翼は、科学に関心を持つ子どもを育て、旭化成の創業者野口遵のように新しい産業・社会の担い手となる人材を育てることを目的に顕彰会が毎年行っている。派遣者は今年で累計209人となった。

 学修奨励金の対象者の選考は報告会の後、小林理事長ら4人が行った。中西さんには、高校入学時から3年間、書籍購入費や教材費の補助として毎年10万円が贈られる。

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