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演劇「うまれたまちで」公演を前に(3)

本紙掲載日:2018-07-05
6面

戦時下の延岡、家族を描く−ミュージシャン猪野秀史さんコメント

 フェンダーローズピアノのビンテージサウンドと、電子音楽に傾倒した遊び心あふれる音で世界中から支持されるミュージシャン猪野秀史さん(延岡市出身)。自身が生まれ育った街の物語にアプローチして作り上げた楽曲「うまれたまちで」は、戦時中の延岡の人々の心情に寄り添いつつ約1年の月日をかけて書き上げた。7日、野口記念館のステージで自ら歌う。この曲が生まれるまでの経緯と曲に込めた思いを聞いた。

◆GoodbyeToSayHello−生まれ育った延岡の舞台で歌う

 本公演の音楽を制作したきっかけは、とても不思議な出来事からでした。

 今から2年ほど前でしょうか、いつものように娘を連れて父と母に会いに延岡へ帰省し、東京に戻ってから1週間くらいがたった時のこと。

 寝つけない夜に、ふと父たちが子どものころに過ごした延岡、空襲にあう前の街並みはどんな姿をしていたんだろう?という何気ない好奇心から、手元のパソコンで当時の写真など残ってないのか色々と検索してみました。ところが、それらしいものはひとつも見つけることができず眠りにつきました。

 その翌日、久しぶりに地元の知人から相談の連絡があり、空襲にあう前の延岡の映像フィルムが見つかって、その貴重な映像をどうしても後世に伝えたいと思うから、それに合う音楽をつくってくれないかというご依頼でした。とても偶然的な出来事に、内心鳥肌の立つような気持ちでその依頼を引き受けたことを覚えています。

 それから約1年の長い時間をかけてこの曲がようやく仕上がりました。制作に長い時間がかかってしまったのは、特攻隊や戦争で被害を受けた人々のことを考えると、どうしても筆が進まなくなり何度も書き直してしまう日々が続いたからでした。

 制作途中に思ったことをひとつだけ誤解を恐れずに話すと、延岡市の皆さまのためにつくりはじめたこの歌は、ふるさとを思う人間、ひいてはふるさとを愛する自分のためにつくっているのだということ。この歌が当時を知る人たちだけではなく、若い人たちや今を真剣に生きる人たち、家族や隣人を愛し、闘う未来の人々の心にも響くことを願います。

 今回の舞台で素晴らしい演技を披露される役者さんたち。そしてその背面には大きなスクリーンが設置され、空襲にあう前の延岡の街並みや幸せそうに暮らしていた延岡の人々のリアルな動画が、時を経てスクリーンいっぱいに映し出されます。大変貴重でとても感慨深い映像です。

 この曲の歌詞に繰り返される「GoodbyeToSayHello」というフレーズは、いつかまた「こんにちは」と言うために「さようなら」。

 別れる時に、ただ「さようなら」と言うのはちょっと悲しいから、今お別れするのはまた「こんにちは」って言えるから、という思いを込めています。

 また次の「ハロー」を言うために今は言うね、グッバイ!!


◆センチメンタリズムの音世界

 延岡市生まれ。5歳の時に母親から駄菓子屋に行くとそそのかされ、クラシックピアノをはじめる。2002年、音楽活動の拠点となるcafe「テネメント」を東京恵比寿に立ち上げ、04年、1レーベル1アーティストをコンセプトにした音楽レーベル「イノセントレコード」(小西康陽氏命名)を設立。同年、期待の大型新人!(身長)として7inchアナログレコードというフォーマットにこだわった7inchシリーズを発表。

 06年、自身の代名詞でもあるフェンダーローズピアノでビンテージな音の質感を追求しながらも現代性を帯びたサウンドプロダクションで話題となった1stアルバム「SATISFACTION」を発表。店頭での試聴や口コミで全国に広がり、大手レコード店インディーズチャートにて32週間にわたりベスト10を記録し、英国BCCラジオでもヘビープレーされる。

 これまでに6枚のオリジナルアルバム、7inchシリーズ10作、ライブDVDなどを発表し音楽フェスや東京芸術大学祭などさまざまなイベントやアーティストとの共演、作品に参加。清廉なサウンドとセンチメンタリズムの音世界は、幅広い層の心を揺らしながら浸透中。「うまれたまちで」は10月10日発売予定のニューアルバム「SONGALBUM」に収録される。

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