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洪水に備え予報と水防連絡

本紙掲載日:2018-05-29
1面
関係各機関が情報を交換した洪水予報連絡会と水防連絡会の幹事会

五ケ瀬川流域2幹事会

◆情報共有、重要箇所の視察も

 五ケ瀬川洪水予報連絡会と水防連絡会の幹事会は28日、延岡市消防本部で開き、昨年5月から運用開始した「緊急速報メールを活用したプッシュ型メール配信」や「30年度の重要水防箇所」「最大大雨時の浸水想定区域」などについて国交省や気象庁、県、警察、消防など関係各機関が情報を共有、雨期に備え、迅速・確実な情報交換と連携を確認した。

 洪水予報連絡会は、国交省、宮崎地方気象台、県土整備部、県警本部、陸上自衛隊、延岡市、九州電力、宮崎交通、報道機関など21機関、水防連絡会は、国交省、延岡土木事務所、大分県北川ダム管理支所、旭化成ケミカルズ、九州電力など9機関で構成。洪水予報は、気象台が雨量の予測、国交省が水位予測を行い、「氾濫注意」などの情報を市民に通知。水防警報は、延岡市が水防活動を実施するための情報として、五ケ瀬、大瀬川、北川、祝子川で警報を発令している。

 議事に先立ち、川元壊二同省延岡河川国道事務所副所長が「管内は激特事業で洪水を安全に流せるようにしてきたが、自然災害に対してまだまだ万全ではない。洪水予報や水防警報業務を充実させ、水位や雨量、氾濫などの情報をより早く関係機関を通じ伝達し、的確な避難判断に役立てたい」とあいさつ。

 この後、宮崎地方気象台が、「九州北部豪雨と危険度分布〜情報の『見える化』〜」を演題に講話。平成21年7月、24年7月、29年7月に発生した北部豪雨の72時間解析雨量積算分布図を示し、「上流域に降った雨が河川に集まるまでの時間が短く、短時間のうちに急激に水位が上昇し避難が困難な状況だった」などと説明。「危険度の高まりは河川の上流から下流へ移動する傾向がある。ある地点だけ監視せず、面的に確認し、危険度分布を活用し、避難勧告などの発令判断を行うべき」などと報告した。

 また、事務局の国交省が、河川の増水、氾濫などに対する水防活動のため、国交省と気象台が共同で発令する「洪水予報」、洪水、津波、高潮によって災害が発生する恐れがある場合、水防を行う必要がある旨の発表を行う「水防警報」の概要、水防災再構築ビジョン、緊急速報メールを活用したプッシュ型配信、重要水防箇所などの概要を説明した。

 この後、五ケ瀬川左岸の古川排水機場、古川地区、天下町の防災ステーション建設予定地、大瀬川の古城地区、北新小路地区の順で合同で巡視。それぞれの地点で防災や水防活動に関する情報を交換し、危機管理体制の確立や災害時の連携などを確認した。

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