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「天の古道」初歩き

本紙掲載日:2018-04-25
7面
植林地帯をジグザグに登る天の古道は、湾洞越の峠手前で急斜面となる。涼やかな風が参加者を元気づける
杉木立に祭られた「道明け観音」
日之影町見立を出発する参加者
湾洞越で昼食のおにぎりを頬張る
湾洞越の「太陽の丘」に咲くアケボノツツジ。真っ青な空にピンク色の花が映えた(4月22日撮影)
到着地の天岩戸神社では尺八などのミニコンサートがあった

アケボノツツジも歓迎

◆西郷さんに思いをはせ

 日之影町見立と高千穂町岩戸を結ぶかつての生活道を復元した「天の古道」で22日、初歩きがあった。主催した実行委員会(工藤晃一郎会長)のスタッフを含む約40人が参加、満開のアケボノツツジやヒカゲツツジをめでながら晩春のトレッキングを楽しんだ。記者も同行した。

◇日之影町見立〜高千穂町岩戸

 見立と岩戸地区は昭和31年の町村合併まで同じ岩戸村に属した。交流は深く、住民や物資の往来に5本の峠道が使われた。標高998メートルの「湾洞越(わんずうごえ)」はその一つ。明治10(1877)年の西南戦争では薩摩軍の敗走路にもなった。

 この湾洞越を観光ルートとして復元したのが「天の古道」。平成21年、地元住民でつくる実行委員会が全長11キロの古道を手弁当で整備、翌年からアケボノツツジの咲く時期に合わせて初歩きのイベントを開いている。

 古道は、見立の川中地区から入山し、杉の植林地帯をジグザグに抜けながら緩やかに標高を上げる。ふわふわした落ち葉が道を覆い、生気に満ちた若葉が日差しにきらめく。

 見立地区に県道が整備されたのは昭和30年代前半。湾洞越の往来も次第に減ったが、住民は岩戸地区の親戚を訪ねて峠道を利用した。日之影町役場臨時職員の佐藤久富さん(64)=見立=もその1人。

 「祭りや盆、正月には父親と湾洞越を歩き、母親たちはバスで岩戸に向かった。そのころの道幅は1・5メートルぐらいで岩戸まで約3時間。見立を一緒にスタートしても峠道の方がバスより早く着いた」

◇「太陽の丘」と「月の丘」

 古道は所々狭い場所もあるが、先人が踏み立てた道は歩きやすい。出発からおよそ2時間30分。「西郷さんも越えた湾洞越」という立て札のある峠に到着した。

 両側にそびえる小高いピークは「太陽の丘」と「月の丘」。実行委員会が名付けた道中最大の名所だ。

 峠からさらに100メートルほど標高を上げる太陽の丘は、ロープを頼りに息を切らして登るだけの価値があった。山頂付近には淡い黄白色のヒカゲツツジが群生し、切り立った崖には鮮やかなピンク色のアケボノツツジが咲き誇る。遠くに祖母、古祖母、傾山の山並み。まさに絶景だった。

 湾洞越を過ぎればひたすら下り。赤水という地区を通る本来のルートは伐採などで通行できないため、初歩きのこの日は作業道跡を使ってショートカット。参加者は、高千穂町岩戸の黒原地区からバスでゴールの天の岩戸神社に向かった。

◇ボランティアたちが整備

 天の古道は「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」の対象地域に含まれるが、その整備は実行委員会(6人)がボランティアで担っているのが実情。委員の高齢化が進み、初歩きなどのイベントは町や「九州つなぎ隊」(NPO法人みんなのくらしターミナル)などの協力を得て実施しているという。

 工藤会長(76)は「天気に恵まれ、参加者から喜んでもらえてよかった。資金面や後継者育成など課題も多いが、『また来たい』と言ってくれる人がいる以上、地域活性化のためにも毎年初歩きを計画したい」。

 参加した日向市江良町の水先人、厚東貞治さん(71)は「初めて歩いたが、天の古道は人の気持ちを和ませてくれる。地元の人たちがボランティアで努力していることをたくさんの人に理解してほしいと思う。資金面の手当てがついて整備されれば歩きやすくなるし、もっとPRして素晴らしい財産を実りあるものにしてほしい」と話していた。

 天の古道に関する問い合わせは日之影町観光協会(筍娃坑牽押Γ沓検Γ隠娃横院法


太陽の丘からの眺め。眼下にこれから向かう高千穂町岩戸の集落が見える。斜面にはヒカゲツツジやミツバツツジも

峠で休憩後、日差しが差し込む植林地帯を下る参加者
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