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「北浦ベース」完成祝う

本紙掲載日:2018-04-20
3面
テープカットする小川社長(右から3番目)
国内初導入というブリ・カンパチ用の「腹骨取り機」に関心を示す出席者

養殖魚・加工処理、日本トップクラス−4月25日稼働

 鮮魚加工・販売会社「新海屋」(小川裕介社長)の新工場「北浦ベース」が延岡市北浦町古江に完成し、19日、現地で竣工(しゅんこう)式があった。カンパチ・ブリの加工場としては日本最大級。式典の出席者は施設内を見学し、地元水産業を盛り上げる存在に期待を寄せた。稼働は25日から。それに合わせて本社も粟野名町から北浦ベースに移す。

 取引先や建築業者ら関係者約20人が出席。神事後、小川社長や北浦漁業協同組合の宇戸田定信代表理事組合長ら6人が玄関前でテープカット。餅まきもあり、駆け付けた多くの地域の人を前に小川社長は「北浦の発展に貢献できるような立派な仕事をしていきたい」とあいさつした。

 同社は平成23年3月の設立。ブリを中心にカンパチやマダイ、シマアジなど北浦地区の養殖魚を原料に「フィレ」「ロイン」に加工。国内の量販店や外食産業、販売会社と取引している。

 北浦ベースは粟野名町の「ベイファクトリー」に続く2カ所目の工場。敷地面積約3300平方メートル、建物面積約1400平方メートルの鉄骨平屋建て。国内初導入というブリ・カンパチ用の「腹骨取り機」など加工から包装までの全工程で最新設備をそろえ、加工処理能力は「日本でもトップクラス」(小川社長)。

 国際的に評価される衛生管理基準「HACCP」にも対応し、来年からは新たに海外輸出事業にも取り組む考え。平成28年度の売上高は9億6000万円で、今年度は13億円を目指す。

 施設内には見学通路も設けられており、小学校などの社会見学も受け入れるという。宇戸田組合長は「素晴らしい拠点ができた。子どもたちが魚を学ぶ場にもなる」と期待。小川社長は「一日でも早くこの工場を軌道に乗せ、地元の水産業の発展に貢献したい。また、子どもたちが地元産業を学び、郷土に誇りを持つ機会にもしたい」と力を込めた。問い合わせは北浦ベース(電話延岡45・4100)。

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