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救急現場へ医師出動

本紙掲載日:2018-04-17
1面
救急現場への医師投入についてのイメージ図(延岡市のホームページより)

4月18日からスタート−延岡市と延岡病院

◆実績次第でドクターカー導入も

 生命の危機が切迫した傷病者の救急搬送に医師を出動させる体制が、県北では初めて、18日から延岡市(消防本部)と県立延岡病院との連携で開始する。出動実績によって将来のドクターカー導入も検討する。

 一刻も早い救命処置が求められる事故や災害が発生した場合、消防は救急車を現場に向かわせるとともに、別の緊急車両で延岡病院にも急行。医師と看護師を乗せて、救急車と合流する。

 医師は移動中に消防無線で傷病者の容体など情報を収集。合流後は、救急車内で医療処置を施しながら救急病院などへ搬送する。

 医師出動の対象となる現場は、ドクターヘリ(宮崎大学医学部)よりも早く到着できる、おおむね30分圏内。活動時間は原則として、平日の午前9時〜午後5時とする。

 延岡病院の救命医3人で対応。利用した場合はドクターヘリやドクターカーと同様に、初診料や往診料などのほか、現場で行った医療処置の医療費がかかる。

 消防の救急隊ができる処置は限られており、病院に到着するまでの医師による医療行為で救命率の向上や後遺症の軽減が期待される。出動件数は年間50件程度を見込んでおり、将来的には、医師が現場に直行できるドクターカーへの移行を視野に入れる。

 救急現場への医師出動は、県立宮崎病院のドクターカー導入に携わってきた延岡病院の救急救命医の熱意で実現。延岡病院は「医師が現場で初期治療、または治療を行いながら病院に搬送する病院前救急は一般化している。地域医療への大きな貢献になると期待している」と話している。

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