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イラカブ復活へ(上)

本紙掲載日:2018-04-10
1面
いらかぶ復活プロジェクトメンバーの左から、菊池邦彦さん、黒木竜太さん、林幸広さん。手前の野菜が美郷町西郷立石区にだけ存在する「イラカブ」

美郷町西郷−若者たちの挑戦

◆国内でも立石だけの野菜−希少価値を6次産業化に

 美郷町西郷立石区の地域作物「イラカブ」。生産農家の減少で絶滅の危機にあった野菜を後世に残そうと、地元の若者が栽培を受け継ぎ、イラカブの種を使ったマスタード(香辛料)作りを始めた。6次産業の仕組みを作り、地域の活性化や雇用創出を目指す若者たちの挑戦を取材した。

 諸塚村に通じる国道327号沿いに位置する立石区。地元で農林業を営む黒木竜太さん(38)は、広さ20アールの畑で種まきの準備に追われていた。

 アブラナ科のイラカブは、ダイコンやキャベツなど同じ科の作物と自然交配しやすい。原種を守るため、半径500メートル圏内に同科の植物が生えていない場所でも栽培している。「約200年間この地で育てられてきた野菜。大切に守りたい」。黒木さんが真剣な顔でトラクターを操る。

 イラカブは、採種を長い間繰り返す過程で、その土地の気候や風土に適した種として根付いた地域作物。「在来野菜」や「伝統野菜」とも呼ばれる。「イラ」は同区の方言で「とげ」の意味。その名の通り、とげとげしい葉を持つ。

 県総合農業試験場の薬草・地域作物センターによると、国内では立石区にしか存在せず、ニンジンと同量のベータカロテンとビタミンAを多く含む分析結果が出ているという。

 イラカブなどの地域作物は、かつて日本各地に存在し、市場の大半を占めていた。しかし、形や大きさがふぞろいで栽培の手間が掛かるなどの理由から、昭和30年代以降は激減。市場の主役は、育成が早く、安定した収量が得られる「F1種」に取って代わられた。

 黒木さんがイラカブの存在を初めて知ったのは2年前。日向市東郷町の「障がい者福祉施設スマイルホーム360」職員の林幸広さん(36)から尋ねられたことがきっかけだった。林さんは施設利用者の就労環境づくりのため、地域資源を生かした商品開発を模索する過程でイラカブの存在に注目していた。

 現状を調べたところ、いまも栽培している農家はわずか3戸しかなく、しかも畑の片隅に植えている程度だった。「このままでは後継者もイラカブも途絶えてしまう」。2人はそう危機感を抱いたが、同時に地域作物ならではの可能性も感じたという。

 実は、イラカブは他種との自然交配に気を使う半面、土壌を選ばず、無農薬・無肥料で育つほど繁殖力が強い。この長所と希少価値を生かせば、6次産業化につながるのではないか―。そんな夢が膨らんだ。

 「僕たちで育てよう」。JA日向西郷支店に勤める菊池邦彦さん(37)=同町西郷=も加わり、一昨年3月に「いらかぶ復活プロジェクト」を結成。3人による挑戦が始まった。

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