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クロサギ受難

本紙掲載日:2018-03-19
3面
足に釣り糸が絡みついたクロサギ。足を上げて外そうとする姿が痛々しい(読者提供)
首にけがをしたミツユビカモメ。口中に釣り糸のようなものが残り、はき出そうとしていた(読者提供)

足に釣り糸絡まる−延岡市の長浜海岸

 延岡市の長浜海岸で足に黄色い釣り糸が絡みついたクロサギが見つかり、「大丈夫だろうか…」と野鳥愛好家が心配している。

 散歩中に発見した近くの男性(65)によると、釣り糸は両足につながっており、ぐるぐる巻き付いた右足は腫れて指が開かない状態という。

 1週間ほど前から同海岸や沖田川を挟む新浜海岸に飛来し、餌の小魚を捕る姿が目撃されている。両足がうまく使えないために着地する際の動きがぎこちなく、時折右足を上げて糸を外そうとする様子も見られる。

 クロサギは海岸や干潟で1年中見られる留鳥。コサギやダイサギなどのシラサギ類と比べて個体数が少なく、県の準絶滅危惧種に指定されている。

 男性は「釣り糸は切れそうもなく、木の枝や流木などに絡まったら動けなくなる。保護することもできず、うまく外れることを祈るしかない」と心配そうに話していた。

 長浜海岸では、首に大きなけがを負い、口中に釣り糸のようなものが残る冬鳥のミツユビカモメも目撃されている。

 日本野鳥の会県支部は「野鳥が釣り糸に絡まる事例は毎年のように発生している。釣り糸は捨てず、必ず持ち帰ってほしい」と呼び掛けている。

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