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周辺での消費年6億円−エンクロス経済効果試算

本紙掲載日:2018-03-15
3面
委員の質問に答える読谷山市長

予算審査特別委で示す−延岡市議会定例会

 延岡市の読谷山洋司市長が開館延期を提案している駅前複合施設「エンクロス」の経済効果の試算が14日、市議会3月定例会の予算審査特別委員会(委員長・内田理佐副議長)全体会で示された。それによると、周辺商店街での消費額は年間6億円に上るという。また、エンクロスの指定管理者カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)から市長に対し、今後の方針についての質問状が送られていたことも示された。

 市長はエンクロスについてこれまで「管理運営費が分かっていない状況で建物が先に造られたのはおかしい」などと主張。「管理運営費が1億3500万円と分かった今、大切な税金を使うので費用対効果を検証したい」と4月1日のオープン予定日を延期したい考えを示し、3月定例会に条例改正案を上げている。

 全体会には全会派の議員(委員)や市長、各部局長らが出席。当初予算案に計上されていない項目への質疑に移ると、委員が次々に手を挙げて質問するなどした。

 エンクロスに関して、委員の一人が、市長が持っている四つの資料をこの委員会で初めて見たとして、市の担当課が作成したヾ浜経費積算の内訳⇒縦蠅靴討い殖慣遑影に開館しないことの影響3館後の経済効果の試算−−の資料3点と、指定管理者のCCCが提出した「質問状や通知」の合わせて4点を紹介した。

 これに関連して別の委員は、7从儻果の試算資料の内容について、「駅まちエリアにおける新たな消費が年間約6億円。これまでのマンションやアパート建設など投資が15億円以上、それに伴う固定資産税収入は毎年約1200万円。同エリア内への新規出店投資が約2000万円、今後見込まれる駅周辺の再開発に伴う建築物整備の総事業費約22億7000万円で、その固定資産税収入は毎年約1250万円」−と細かく示した。

 これら4点の資料をもとに複数の委員が、「まずはオープンして例えば1年後に検証するのはどうか」「費用対効果を検証したいと言うがどのくらいの数字が出ればいいと考えるのか」などと市長に迫ったが、市長は「費用対効果をもう一度検証する時間をいただきたい」などと述べた。

 指定管理者CCCからの質問状について、別の委員が取り上げた。

 それによると、質問状には−、2月20日に開館準備を進めるべきかどうかの意見を求める質問状を送った。その後に返答がなかった。そのため、3月5日に届いた通知書には新規雇用者の給料を市に請求せざるを得ない−−といった内容が記されていたという。委員は質問状や通知を丁寧に読み上げた上で「その後の協議がないと考えるが」と市長に質問。

 これに対し市長は、「回答を早くしたかったが、市議会もあって回答できていなかった」と説明し、新規雇用者の給料については「市が支払うべき点があれば支払いたいと考えるが、それについてはまずは(CCCに)よく話を聞かせていただきたい」と答えた。

 また別の委員が「この資料4点を市民公開してはどうか」と提案すると、市長は市民の判断材料としてこの四つではまだ足りていないとの見解を示し、情報が十分そろった上で「改めて市民に公表し期間を設けて意見を求めたい」とした。

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