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走行中に地震、津波−JR日豊線

本紙掲載日:2018-03-09
9面
避難シューターを使った降車も試行した(延岡市平原町のJR日豊線)
過去初めて車椅子利用者も参加したJR九州の地震津波避難訓練(延岡市平原町の踏切付近)
列車から高台への避難を訓練する参加者

ワンマン特急−どうする、どうなる

◆南延岡〜旭ケ丘−避難誘導訓練

 今月から大分―宮崎間の4両編成特急が完全ワンマン運転となったが、運用を前にJR九州はこのほど、延岡市の南延岡―旭ケ丘間で地震と津波を想定した避難誘導訓練を実施した。車両から地面までが高いため降りるのをためらう参加者もおり、避難協力者の必要性を再確認した。

 乗客役として、大分、鹿児島を含むJR社員や沿線自治体の行政職員ら約100人が乗車。4両編成特急が延岡から宮崎方面に向けて走行中、日向灘を震源とする震度7の地震が発生し、大津波警報が出された―と想定した。

 実際に延岡駅から通常通りの速度で走行中、携帯電話に緊急地震速報を受信した運転士は平原町で列車を緊急停止。その後、大津波警報が発令されたが、運行管理部輸送指令所(福岡)と連絡が取れず、携帯するハザードマップを確認、約600メートル離れた延岡青朋高校への避難を判断した。

 運転士は車内放送で避難と協力を呼び掛けた上で、先頭車両の運転室から最後尾の車両まで移動しながら、大声で人員を募った。

 運転士から、乗客の先導や降ろし方などを聞いた協力者は各車両と避難経路に分散。開いたドアから外に降り、次々に集まってくる乗客に手を貸しながら、乗降口から1メートルほどある地面に降ろしていった。

 今後導入を検討しているという避難シューターも試験的に使用。シューターはワンタッチで膨らむ空気式の滑り台型で、車外の狭い空間にも衝撃を抑えて降りることができていた。

 県の想定で現地が1センチの津波浸水高に達する30分以内の避難を目標にしたが、列車停止から28分30秒で全員避難することができた。

 JRは昨年3月、日豊線の大分―宮崎空港間で運行する4両編成の特急14本を、車掌がいないワンマン運転に切り替えた。現在は移行措置として案内係員が同乗しているが、来月4日からは運転士のみとなり、対象特急も同17日から20本に拡大する。

 このため、利用者からは災害時の対応を不安がる声が多い。訓練では列車の乗降口から地面に飛び降りるのを怖がる参加者が多く見られ、平原町から参加した男性(69)も「ホームに降りるのとは違って戸惑った。高齢者一人では飛び降りられないのではないか」と心配していた。

 JR九州は平成17年の福岡県西方沖地震を機に毎年訓練を継続。宮崎県内では特急ワンマン化に伴い今年度から年2回に増やし、今回が15回目。宮崎総合鉄道事業部は「さまざまな想定の訓練を重ね、お客さまの不安解消と職員のスキルアップを図っていきたい」としている。


◆警報後−停車から7分35秒後にドア開く
 実際海が見えたらただちに避難を

 今回の訓練は、複数の乗客が避難誘導に率先して協力するというシナリオだったが、参加した市民からは「本当に大地震や津波が来た時に協力する人がいるのか」と心配する声が多く聞かれた。

 過去14回の訓練で最大規模となった今回は初めて、車椅子利用者も参加。宮崎空港行きの特急を利用しているという車椅子利用者の甲斐清美さん(69)=北方町、NPO法人延岡市しょうがい者大輪の会=は、「訓練では皆さんがサポートしてくれて身を任せられましたが、本番ではどうかという心配はあります。いざという時の対応を考えさせられました」と振り返った。

 JRの規定では、緊急地震速報を受信したら安全が確認されるまで列車を停止し、乗客は車内に待機させることになっている。今回の訓練でも大津波警報が発令されてから避難の呼び掛けがあり、乗降口のドアが開いたのは停車から7分35秒後だった。

 これに対し、鉄道の災害時対応などが専門の西川一弘・和歌山大学准教授は訓練後の講演で、「大地震が起きて車窓から海が見えたら、ただちに避難すべき。職員の指示に従うことはない」と話した。

 訓練の中でも時間を要したのは車両内からの避難。ドアから地面までは約1メートルだが、線路の敷石で足場が悪く、車体と斜面に挟まれた狭い空間だったため飛び降りるのをためらう人が多かった。

 市内から参加した女性(70歳代)は「降りる時に両脇を支えてもらっても怖かった。本当に地震が来たら助けてくれる人なんていないんじゃないでしょうか」と話した。

 車両ごとに避難用のはしごが備え付けられているが、今回のような狭い場所では使用できない。避難協力者も運転士が避難呼び掛けの後に募って回ることになっているという。

 宮崎総合鉄道事業部の宮野原佳部長は「避難誘導はお客さまの協力がなければ非常に難しい。訓練を重ねることで、理解していただけるよう努めたい」と話している。

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