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竹の破裂音で邪気払い

本紙掲載日:2018-02-26
1面
火で熱した青竹をたたき付け、その破裂音で邪気を払う「鬼の目はしらかし」

鬼の目はしらかし−高千穂町三田井の荒立神社

 火で熱した竹をたたき割った音で邪気を払う伝統行事「鬼の目はしらかし」が25日、高千穂町三田井の荒立神社(興梠武重宮司)であった。町内外から訪れた人たちが次々と破裂音を響かせ、無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)などを願った。

 地元の有志ら約20人でつくる本組降神会(興梠安徳会長)が毎年、旧暦の1月7日に近い日曜日に神社の協力で行っている。

 この日は、午前5時からの神事に続き、御神火として起こした火が神社の駐車場脇に設けた1・8メートル四方のやぐらに点火された。辺りが暗いうちから大勢の人たちが訪れ、準備された長さ2・5〜3メートルの青竹から好きな太さのものを選び、燃え盛る火で先端部を加熱。頃合いを見て地面に置かれた大きな石にたたき付けると、白煙とともに「ボーン」と大きな破裂音が響き渡った。

 熱し方が足りず〃不発〃に終わったり、たたき付ける前に破裂したりする光景も見られ、会場はにぎやかな雰囲気に包まれていた。

 「はしらかし」は「破裂させる」という意味。破裂させた竹は玄関先などに飾ることで厄よけになることから、訪れた人たちは神社のお札を貼ってもらうなどして持ち帰った。興梠会長(63)は「地域に残る大切な行事であると同時に、竹の音に一喜一憂しながら楽しめるのも魅力。これからも長く続けていきたい」と話していた。

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