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閉塞防止へ−大瀬川河口導流堤建設着々…

本紙掲載日:2018-01-26
3面
ドローンで撮影した建設中の導流堤(国交省提供)
昭和42年の空撮写真。導流堤建設現場付近の河口は閉塞し、大瀬川の水は五ケ瀬川の河口に流れ、閉塞した砂州に方財町と長浜町を結ぶ生活道が通じている

2度の台風で流出−来年3月完成

 2度の台風で破損した導流堤を復旧する工事が、延岡市方財町の大瀬川河口で進んでいる。導流堤は、河口の閉塞(へいそく)を防ぐため、国土交通省延岡河川国道事務所が「河川激甚災害対策特別緊急事業」(激特事業)で平成20年までに建設したが、24年の台風で左岸側、28年の台風で右岸側が破損した。復旧工事は来年3月完成予定。

 導流堤は、流水の方向や速度を一定に保つために設けられた堤。土砂の堆積や堆積によって閉塞されるのを防ぎ、流路を維持するため、河口や合流・分流地点に設けられる。河口に建設される場合、汀線(ていせん、水面と陸地の境界)から海中へ突き出して設けられ、「流速を保ち、掃流力を増大し土砂を沖に押し流すことで河口に砂州を形成させないようにする機能」を持つ。

 大瀬川河口の導流堤は、平成17年9月の台風14号被災後に採択された激特事業で整備。長さ50メートル、深さ15メートルの鋼管矢板を左右両岸に打ち込み、カメラで常時監視するなどして河口に砂がたまるのを防止してきたが、24年9月の台風16号で左岸導流堤のコンクリートで覆った上部端がぐにゃりと曲がった。台風で増水し激しさを増した水流か高波による破損とみられる。同事務所は25年度に導流堤をいったん撤去し再度構築したが、28年9月の台風16号で再び右岸側が破損した。

 新しい導流堤は、総事業費3億8500万円。昨年5月11日に着工し、現在導流堤を形成するための鋼管の杭を打ち込む作業が続いている。今年1月末現在の進捗(しんちょく)率は約50%。

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