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1月26日「上りまし」−師走祭り

本紙掲載日:2018-01-26
1面
海中みそぎで身を清める比木神社の一行(1月26日午前9時10分すぎ、日向市金ケ浜)

比木神社の一行、寒中の海でみそぎ−日向市の金ケ浜

 美郷町南郷の神門神社と、木城町の比木神社に伝わる百済王族の亡命伝説にちなんだ「師走祭り」が、1月26日から始まった。28日まで、神門神社周辺で1300年以上守り継がれる祭事が、厳かに行われる。

 「上(のぼ)りまし」といわれる初日は、王族の長男・福智王を祭る比木神社の一行が、早朝に同神社を出発。父・禎嘉王が漂着したといわれる日向市平岩の金ケ浜に立ち寄った。

 最初の祭事として、白ふんどし姿の男衆7人が、ご神体とともに真冬の海に入る「海中みそぎ」を行った。ご神体に海水が掛からぬように配慮しながら体を沈め、押し寄せる白波に何度も耐え抜いた。

 一行はその後、次男・華智王が祭られている同市東郷町の伊佐賀神社で神門神社の一行と合流。王族父子の1年ぶりの対面を果たした。

 26日午後6時ごろからは、神門神社近くの一本鳥居で迎え火が行われ、高さ5メートル以上に及ぶ約30基のスギやぐらの火の中を神門神社まで向かい、親子再会の場面を再現する。

 祭りは、異国の地で離れ離れに祭られている王族の御霊を慰める祭事。伝説によるとその昔、滅亡した百済から日本に逃れた王族が、しけで金ケ浜などに漂着。それぞれが奥地に入り、のちに神として祭られたとされる。

 祭りでは比木神社に祭られている福智王が、禎嘉王を祭る神門神社を訪ねて約90キロを巡行し、年に1度の再会を果たす。

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