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センバツ出場濃厚−富島・延学、両監督に迫る(上)

本紙掲載日:2017-12-25
1面
富島・霤調篤

 「第90回記念高校選抜野球大会」は3月23日から、兵庫県・阪神甲子園球場で行われる。重要な選考資料となる秋の九州大会で、富島が準優勝し、延岡学園が4強入り。九州枠(4校)での出場をほぼ確実にした。選考委員会は1月26日、抽選会は3月16日、いずれも大阪府である。春の吉報を待つ両校の監督を紹介する。


◆信念は人づくり、根幹は心−富島−霤津个気鵝複毅亜

 紳士然としたたたずまいは、野球監督の一般像とは一線を画す。企業に務めた経験、教員としても幅広い体験を持つ50歳。「信念は人づくりで、根幹は心。技術、体を鍛えても、心の容量以上には伸びない」と語る。

 田野町(現宮崎市)の出身。田野小3年生の時に野球に出合う。地元にできたばかりのチームの名前を「鰐塚ジャイアンツ」と提案、採用されたのは「嘘のような本当の話」という。

 田野中では4番投手。進んだ宮崎商では2年まで内野手で、3年の夏は2番中堅手で8強入りした。3年間、当時の井上清美監督の自宅で下宿し、「毎日が(体力、気力の)限界ぎりぎり」という生活。「理不尽に思えたことも、疑問もすべて答えてくれた」という恩師の下、「高校野球の監督」という夢を温めた。

 九州国際大法経学部に進学し、野球部では2年まで外野手。3年から、「コーチングを身に付けたい」と学生コーチに。4年時には、明治神宮(全国)大会で、ノッカーと三塁ランナーコーチを務めた。

 その年の教員採用試験は不合格。実習時の指導教員から「これからの商業の先生は、パソコンか英語が必須」とアドバイスを受け、夢はそのままに二つの道を模索した。

 宮崎市内のコンピューター会社に就職。「その採用がなければ、先輩のつてで、マンハッタン(米国)でバーテンダーになることも真剣に考えていた」とも。

 企業では4年間、自治体の委託を受けた国民年金のデータ処理などを担当。短大卒の同期入社だった奥さんと結婚し、満を持して教員の道に進み出した。

 教員、指導者としての原点となったのが初任の都農高での体験だった。

 人権教育の担当となり、自ら全国を回って、現実に直面。「指導において人間性を大切にすることのきっかけとなった」と振り返る。

 都農で9年、母校の宮崎商で10年勤務し、富島に赴任して5年目。宮崎商では監督就任5年目に夏の90回大会で39年ぶりに甲子園出場を決め、初戦を突破。プロ野球選手も輩出し、県内で古豪を強豪の地位に押し戻した。

 富島では部員5人からスタートし、3年目の秋に九州大会へ初出場。そして、3度目となった九州の舞台で、初勝利から準優勝まで駆け上がった。「宮商の時も夏の90回、もし選ばれれば来春はセンバツの90回。記念大会に縁がありますね」と笑顔。来年は夏の100回大会も待っている。

 「宮商でも富島でも最初に取り組んだことが、グラウンドの整備と、練習着の着こなし。高校野球をするものとして、絶対に守るべきことがある」

 選手たちに厳しく指導するのは、立ち居振る舞い。自らのジャケット姿も隙はないが、生徒にもユニホームに限らず、ジャージやシューズ、帽子の着こなしを徹底して指摘する。

◆モットーは不易流行、本質守りたい

 富島の選手たちは、すべての試合前、球場の周辺を清掃する。「動かないごみを拾えなければ、動くボールは捕れない」

 「新名監督から、井上監督へと受け継がれてきた宮商の強く正しい野球が野球の根幹で、モットーは不易流行(ふえきりゅうこう)=不易流行とは変化しない本質的なものを忘れずに変化を重ねているものも取り入れていくこと=」。高校野球の本質は大切に守り続ける一方、「毎年練習メニューは変化する」。柔軟に新しいものを取り入れる。

 5年間、中川清治コーチと二人三脚で作り上げてきたメニューは、「宮崎で一番いい練習をしているのはうちだと思う」。それは結果が裏付けている。

 秋の快進撃中、勝因は「スタッフ力」と何度も繰り返していた。中川コーチと、宮商時代の教え子でもある中尾拓コーチが、直接的な指導を。東大地部長と古川和樹副部長が多方面からサポートする。

 「(生徒)一人ひとりの人生を左右しかねない仕事。その子がよりよい人生を送るために、野球を通して関われる喜びはあるが、怖さがあるのも事実。スタッフに恵まれた今だからこそ、『木ではなく森を見て』。なにか悪いことが起こったときにすぐにベクトルを戻せるよう、すべてを想定内と思えるようにしておきたい」

 「県立校であること、地元の選手ばかりであること、この学校が、私学の多い宮崎で勝ち、(実力で)甲子園に出られる。全国に発信できることは多い」

 宮崎市佐土原町在住。家族は妻早苗さん(48)と、偶然日向市に勤務在住する長男(24)と、専門学校生の長女(20)。この5年は佐土原から日向へ、自動車で通勤。趣味は「ゴルフと答えていたが全く行けていないので、高校野球ですね。よく聞かれますが、この生活にまったくストレスは感じていません」。一念発起し、18キロのダイエットに成功。「今、忘年会で2キロリバウンドしたが、春までに5〜7キロ痩せたい」と誓っている。

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