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クロツラヘラサギ飛来−沖田川河口

本紙掲載日:2017-12-18
3面
長いヘラ状のくちばしを使って餌を探すクロツラヘラサギ(12月18日午前、延岡市の沖田川河口で)

世界的な絶滅危惧種−延岡

 世界中に約4千羽ほどしかいないとされる絶滅危惧種の「クロツラヘラサギ」1羽が12月17日、延岡市の沖田川河口に飛来しているのを野鳥愛好家が見つけた。同河口では、10年前にも2羽が確認されている。

 クロツラヘラサギは東アジアのみに生息するトキ科の野鳥。しゃもじのような長いヘラ状のくちばしが特徴で、目の周りが黒いことからそう呼ばれる。全長約75センチとよく似たヘラサギよりも小さい。

 日本野鳥の会などが公開している世界一斉個体数調査によると、台湾など主な越冬地で今年1月に確認された個体は約3900羽。日本には、九州を中心に昨年より50羽多い433羽(県内22羽)が飛来したという。

 県内で越冬地として知られるのは一ツ瀬川河口。この冬も20羽近くが姿を見せている。沖田川にいる1羽は幼鳥とみられ、くちばしを左右に振りながら干潟や水中にいる魚などの餌を探している。

 日本野鳥の会県支部の前田幹雄・前支部長は「クロツラヘラサギは一ツ瀬川や串間市など県内でも増える傾向にあるが、延岡市に飛来するのは珍しい」と話していた。

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