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6年通った赤木君「何よりの宝」

本紙掲載日:2017-11-22
2面
財光寺農業小学校の9期生の修了式

9期生修了証−日向市の財光寺農業小学校

 農業体験を通して、自然の仕組みや農業の大切さを学ぶ日向市の財光寺農業小学校(二見順雄校長)は11月18日、同市財光寺の農場で修了式を開き、9期生41人に修了証を手渡した。

 今年度は市内5校の小学1〜6年生25人と大人生徒16人で活動し、4月から毎月第1、3土曜日を〃登校日〃とし、その他の日は自主作業に取り組みながら野菜の育成、除草、収穫までを管理してきた。

 修了式には保護者、営農指導スタッフ、行政担当者、5校の校長、財光寺地区の役員ら約70人も出席した。冒頭、二見校長(78)は9期生一人一人に修了証書を手渡し、「当初は何もないところから始め、おかげさまで姉妹校ができるまでになりました。これからも大好きな子どもたちに元気をもらいながら続けていきたい」とあいさつ。

 今村卓也教育長は「土に触れ、世代を超えて学ぶ機会は少ないので、この経験を今後に生かしてほしい」と激励した。

 9期生を代表し、小学1年から6年間通い続けた平岩小中学校6年の赤木凰雅=くうが=君(12)は「毎回楽しみながら登校しました。小学校では学べないことを学び、食を育てることの大切さを知ったことは何よりの宝です」と振り返り、指導してくれたスタッフに感謝した。

 同農業小学校は平成21年4月、県内初の試みとして開校した。地域の元小学校校長や農業経験者などを「先生」、農場を「学びや」として、1年間を通じた農業体験で自然の仕組みや営みを学習。自分で育てた野菜を食べる尊さを体感する活動を「学校形式」で継続している。世代間交流や子どもたちへの教育的効果は多方面から高く評価されており、同23年度の「地域づくり総務大臣賞」を受賞している。

 来年4月には、節目となる10期生の入校式を予定している。

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