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「日向岬の柱状節理」

本紙掲載日:2017-11-18
1面
高さ50メートルの岸壁が雄大な馬ケ背(日向市提供)
国の天然記念物指定に答申された「日向岬の柱状節理」の馬ケ背(上空から、日向市提供)
国の有形文化財指定に答申された「細島験潮所」(県提供)

国の天然記念物登録へ−国の文化審議会

◆クルスの海、馬ケ背など−海岸線200ヘクタール

 国の文化審議会(馬渕明子会長)は11月17日、日向市の馬ケ背などを含む地域の「日向岬の柱状節理」を国の天然記念物に指定するよう林芳正文部科学大臣に答申した。本県の国指定天然記念物は51件となる。

 県文化財課などによると、日向岬の柱状節理は約1500万年前に細島沖合の大規模な火山活動により高温の火砕流が広範囲に堆積。これが固まり冷えることで、縮んだ岩石に割れ目が生じて雄大な柱状節理を形成した。日向岬の海岸線約4・5キロ全域で見ることができ、特に先端の馬ケ背では高さ50メートルの岸壁と、波によって浸食された200メートルにおよぶ切れ込みが相まって壮大な岩礁景観を作っている。

 これらは現在よりも火山前線が海溝側に位置していたことを示す貴重な標本で、日本列島形成時の巨大な火砕流の痕跡、海岸浸食の事例として重要である点などが評価された。

 指定範囲は海岸線の約200ヘクタール。馬ケ背やクルスの海などの名所を抱え、年間約50万人の観光客が訪れている。日向市教育委員会生涯学習課の藤田和彦課長は「重要な観光拠点。情報発信に努め、さらに多くの方に見ていただきたい」と話した。

◆細島験潮場、有形文化財へ

 国の文化審議会は同日、日向市の細島験潮場を国指定の有形文化財に登録するよう林芳正文部科学大臣に答申した。

 細島商業港内にある細島験潮場は国内で潮位観測が開始された明治時代、陸軍陸地測量部によって明治26年に設置。国内に存在する験潮場建屋としては最古となる。現在は国土地理院所管の験潮場として使用されている。

 県内の国登録有形文化財は89件となる。

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