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本社で職場体験−岡富中生が取材

本紙掲載日:2017-11-16
7面
延岡観光協会の古木事務局長から「延岡水郷鮎やな」について話を聞く河野君と城後さん

秋の風物詩「あゆやな」−資源保護と伝統継承へ

 延岡市岡富中学校2年の河野晃弥君と城後真緒さんが11月15、16日、同市大貫町の夕刊デイリー新聞社で職場体験学習を行い、記者として延岡の秋の風物詩「あゆやな」を取材しました。延岡観光協会が取り組む大瀬大橋下の延岡水郷鮎(あゆ)やなを訪れ、同協会の古木聖三事務局長に話を聞きました。2人の記事を紹介します。

◆「これからのあゆやな」延岡市岡富中学校2年・城後真緒

 今年も五ケ瀬川にはあゆやなが架けられています。しかし、現在あゆやなは伝統の継承と資源保護との両立が難しく問題を抱えています。

 台風や環境変化の影響で、アユの数はもちろんあゆやなで捕れる魚の量も年々減ってきています。そこで、県が漁の仕方を制限する条例をつくったり、養殖したアユの稚魚を地域の小学生と放流したりなど資源保護への取り組みが行われています。

 一方、やなの設置者の立場に立って考えてみます。県の条例では、あゆやなの設置期間は10〜11月末にかけての40日間と決められています。

 もし、台風が来てあゆやなが流されてしまうと、再架設しても少しの間しか漁業ができず流失した部材は回収しなければなりません。だから、あゆやなは設置する時期が一番大事になってきます。

 また、やな師の育成も課題となっています。あゆやなは、緻密な構造になっています。そのため、造るのが難しく巧みな技術が必要となります。

 現在その技術を持っている人は数少なく、今後あゆやなが造れなくなるという事態に陥る可能性があります。それを防ぐために、やな師の育成が重要です。

 延岡観光協会の古木聖三事務局長は「これからも伝統を守りあゆやなを残したいと思っている」と言いました。古木事務局長の願いをかなえるためにも今後は資源保護と伝統継承の両立とやな師の育成が重要になってくるのではないのでしょうか。


◆「伝統を守る強い意志」延岡市岡富中学校2年・河野晃弥

 北風が吹き、一段と冷え込んだ15日、延岡市の1級河川である五ケ瀬川の「延岡水郷鮎(あゆ)やな」を取材しました。

 あゆやなは川を横断する形で、杉や松の丸太を組み合わせた「ウマ」という高さ約3メートルの柱を立てていきます。これは水を堰(せ)き止めるダムのような役割をしていて、実際に「ゴー」という音が響いていました。

 また、むしろで編んだ袋状のものに石を入れた「カマス」を重しとして載せます。この「カマス」は、一つ約150キロあり、「延岡水郷鮎やな」にはこれが100個載せられているので全体で15トンの負荷がかかっています。これほどの力を加えないと水の圧力に負けてしまうということです。

 さらに、水に漬かる部分にはアユがそれ以上下流に行かないように、竹で編んだ立て簀(す)をウマにかけます。

 あゆやな造りで最も神経を使うのが、落て簀の前の棚つくりです。アユは落て簀に水が流れていないと落ちてこないので、段差を上手に細工しなければなりません。延岡観光協会の古木聖三事務局長も「アユとやな師のだまし合い」と言うほどに大事な部分です。

 実はこのあゆやな、350年もの歴史があり、井伊直弼の姉で延岡藩内藤家第14代藩主政順(まさより)の妻の内藤充真院繁子も興味を持っていたようで、彼女の日記にもあゆやなについての記述が残っています。

 今から約20〜30年前は、大瀬川には三つのあゆやながあり、一つのあゆやなで3トンものアユが捕れていてバケツでアユをすくっていたそうです。

 しかし、今現在は環境の変化の影響によりアユの漁獲量がどんどん減少していて、さらにあゆやなを造るやな師の育成も大きな課題になっているそうです。350年の伝統を誇るあゆやなが無くなるのではないかという危機感を覚えました。

 しかし「昔からの伝統を守りたい」という強い思いが今回の取材で伝わってきました。その強い意志で今後も「延岡水郷鮎やな」の伝統が守られていくことを願います。

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