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病院職員、地区が一緒に
本紙掲載日:2017-11-10
3面

患者役を運びながら避難する職員

三股病院と石並区・津波避難訓練−日向市美々津町

 日向市美々津町で11月9日、三股病院と同町石並区との合同津波避難訓練が行われ、病院の職員や地域の人ら約70人が参加して防災の意識を高めた。日向警察署とNPO法人県防災士ネットワーク日向・東臼杵支部が協力した。

 国連が制定した「世界津波の日」(11月5日)の一環で実施。訓練は、震度7の南海トラフ巨大地震が発生し、大津波警報が発令されたとの想定で行われた。

 午後1時、病院内と区内に地震発生の放送が流されると、机の下にもぐるなどして身を守った。

 津波警報が発令されると3階へ避難。患者役の職員を車いすや担架を使って数人がかりで運び、地域の高齢者は手をつないで階段を上った。参加者全員の避難が完了したのは目標にしていた20分の約半分、10分59秒と好成績だった。

 訓練終了後、日向署の河野優史警備課長は、3分以上強い揺れが断続的に起きた場合は大きな津波が来る可能性が高いことを説明し、「とにかくすぐに避難行動を取ること。皆さんが率先して避難してください」。県防災士ネットワーク日向・東臼杵支部の黒木茂紀支部長は阪神淡路大震災に触れ、「助かった人の98%は自力や家族、隣近所の人と協力して避難した人たち。消防などの助けを待った人の生存率は低くなる。自分の命は自分で守りましょう」と呼び掛けた。

 同病院の柏木賢一事務局長は、「昨年に続き2回目でスムーズに行動が取れた。今後も夜間などさまざまな想定で実施していきたい」と話した。