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LGBTへの理解深める

本紙掲載日:2017-11-04
8面
LGBTについて講演する太田さくらさん

延岡で学習会「まずは知ること大事」

 同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)について考えようと、県教職員組合北部総支部女性部(母と女性教職員の会)と県北地区労組会議女性協議会はこのほど、延岡市の県北労働福祉会館で学習会を開き、性的少数者を取り巻く現状などについて理解を深めた。

 この日は、10年前に自身が性同一性障害であることを公表した同市の太田さくらさん(36)が講演。さくらさんは参加者20人を前に、公表に至った経緯や、これまでに受けた心の痛み、葛藤、環境の変化などを振り返り「自分は周囲の理解が大きな助けになった。もっと多くの人にLGBTについて知ってもらいたい」と語った。

 また、さくらさんら複数の性的少数者が出演する啓発DVDの上映もあった。参加者は出演の性的少数者の声に真剣に耳を傾け、「まずは知ることが大事」「学校教育の重要性を感じた」などと感想を交わしていた。

 同支部の阿波野頼子女性部長は「学校ではあらゆる場面で〃性別の区分け〃がある。児童生徒への合理的配慮が進んでいない現状では、まず教職員の意識を変えることが必要ではないか」と話した。

◇「周囲の理解大きな助けに」−太田さくらさん講演

 幼稚園、小学校、中学校、高校と、いずれも制服、校則の頭髪規制、トイレなどに違和感や嫌悪感を抱いていたというさくらさん。性的少数者への理解度が今よりさらに低かった当時、度重なるいじめや教師の何気ない言葉に「自分が悪いんだ」と思い込み、がに股で歩いたり、低い声で話す練習をするなどしていたという。「ありのままが許されない。それがつらかった」。

 高校時代に、いくつかの転機があった。双子の兄の陽(あきら)さんと始めた音楽活動では素の自分を出すことができ、悩んでいた修学旅行の入浴時には、教師が自分たちの部屋の風呂場を使わせてくれた。「音楽がなかったら完全にふさぎこんでいただろうし、先生たちの配慮もうれしく、学校で初めていい思い出ができた」という。

 平成16年ごろに「性同一性障害」という言葉を知って調べ始めたが、確証のないまま自分がそうだとは周囲に言えなかった。と同時に、心の支えになっていた音楽活動では「聞いてくれている人たちに対して嘘をついているのでは」と思い始め、鬱(うつ)状態になっていったという。

 活動拠点だった長崎県内の病院で診察を受けると、その日のうちに性同一性障害と診断された。診断はカミングアウトへの強い後押しとなった。身近な人たちはあっけないほどあっさりと受け入れてくれたが、その後も心身の不安定な状態は続いた。

 平成24年には行方不明になった末、大分県の山中をさまよい歩いているところを警察に保護された。記憶を失い、両親に「お父さん」「お母さん」と言えず、敬語で接するようになった。

 県議会議員の父清海さんは平成26年、県議会一般質問でさくらさんの性同一性障害について明かした。さくらさんは、その際の報道、反響の大きさから「世間の性同一性障害に対する認知度がまだまだ低かったことを確認できた」という。

 性転換手術を行い、戸籍を変更し、失った記憶の大半を取り戻すことができたさくらさんは現在、保育士として働きながら、講演などの啓発活動に力を注いでいる。

 「自分にとって身内の理解が大きな力になったし、戸籍、保険証、免許証がどんどん『女』に変わっていくその過程がとてもうれしかった。どうか多くの人に考える機会をもってもらいたい」。LGBTへのより広く深い理解を求めている。

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