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約190年前の大筒射技演武
本紙掲載日:2017-10-10
7面

亀井神社社殿内で解説する伊能さん
絵図「延岡宝財嶋玉町之図」(明治大学博物館所蔵)の一部。大筒から弾が発射され、的に向かって走る人馬が「海、砂、人、松の波の間を一直線に疾走している」と伊能さんは解説した
延岡中体育館で絵図の写真を映しながら講話
クイズコーナーでは次々と手が挙がった

方財町で行われた一大イベント

◆「宝財嶋玉町之図」を読む−伊能秀明さん(明治大学)延岡で講話

 延岡市方財町で約190年前に行われた大筒(おおづつ)の射技(しゃぎ)演武について、明治大学図書館総務事務長の伊能(いよく)秀明さんが解説する講話が1日に延岡市天神小路の亀井神社、2日は延岡中学校で行われた。文政9(1826)年4月8日、方財海岸で内藤家家臣たちが行った大筒射技演武を描いた絵図「延岡宝財嶋(ほうざいじま)玉町(たまちょう)之図」をスクリーンに映しながら細かく説明した。今年12月に予定されている方財海岸での大筒射技再現を前に行われた。

◆細部を拡大して解説−亀井神社「秋まつり・藩祖祭」

 延岡藩主内藤家の三代家長公と息子の元長公を祭る亀井神社(伊藤俊郁宮司)では「秋まつり・藩祖祭」の奉納講話として解説。神事の後、社殿内にスクリーンが設置され、プロジェクターで絵図の拡大写真を映しながら話した。

 絵図に描かれたのは方財島で盛大に挙行された関流(せきりゅう)砲術の射技演武。伊能さんは「大筒の射手を務めた武士や砲弾の着弾点の記録、臨席した殿様や藩の重役、城下町から見物に来た大勢の人々の様子が生き生きと描かれている」という。

 例えば、浜には藩主の御座船(ござふね)、その周りには多くの小舟が描かれている。見学席には内藤家の家紋「下がり藤」の入った幕が張られ、周囲にはたくさんの人々。

 つえをついた高齢の女性や小さな子ども連れの家族、物を売る出店や小屋などもあり、この大筒射技演武が延岡の一大行事であったことが伝わってくる。

 「八幡大菩薩」の小旗が掲げられた台座(打場塚(うちばづか))には演武者と白煙を上げる大筒。その先には、的が四つ、着弾地点を確認するための矢見塚が八つ描かれていると写真を拡大しながら示した。

 また、海の波や砂山、人だかり、松林があり、その中を飾り立てられた馬が的の方角に向かって疾走する様子も記されており、「海、砂、人、松の波の間に馬が一直線に疾走している」と技法的にも工夫して描かれているという。

 伊能さんは「この絵図面が歴代藩主の座右で秘かに継承されていたため地元でも忘れられた歴史のひとこまだった」という。

 平成5年に内藤家当主の内藤政道氏が明治大学に寄贈。現在、東京・神田駿河台の明治大学博物館が約5万点の藩政史料「内藤家文書(もんじょ)」の一つとして保管している。

 今年12月10日には、延岡藩伝来の内藤家文書を活用した地域づくりに取り組む市民グループ「亀井の丘夢づくりの会」が、方財海岸で大筒射技演武の再現を計画。延岡市市民まちづくり活動支援事業を活用して取り組むことにしている。


◆クイズで楽しく学ぶ−延岡中「郷土学習」

 延岡中学校(神崎勝久校長)では2日、郷土学習「ふるさと延岡を知る」の一環で1年生115人を対象に伊能さんが絵図の解説をした。

 当時の延岡藩主・内藤政順(まさより)、藩の役人をはじめ大勢の町人たちが方財海岸の砂浜を訪れ、大筒射技を見物する様子を描いた絵図を細かく紹介。

 講話の後半には伊能さんがこの史料をもとにクイズを10題出題。「この絵に描かれた出来事は、いつ行われましたか?」「方財海岸は海の生物がやって来ることで有名です。その生物とは」など聞かれると、生徒たちは元気な声で「はい」と次々と手を挙げ、「文政9年です」「ウミガメです」と答えていた。

 講話後、生徒代表の中島悠吾君が「巻物から人の細かい動きまで分かることに驚きました。僕たちはこれからもふるさと延岡について勉強していきます。きょうはいい機会になりました」と話した。