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酪農の苦労、喜びを肌で

本紙掲載日:2017-09-12
7面
矢北牧場で牛の乳搾りを体験する子どもたち

はらわく体験隊−乳搾りや餌やり

 延岡市内の小学生が酪農を学ぶ体験会が9月9日、同市松山町の矢北牧場(矢北次三さん経営)であった。市教育委員会主催「はらはらわくわくふるさと体験隊」の一環。参加した児童54人は、餌やりや乳搾りなどを体験して酪農の苦労や喜びを肌で感じた。

 矢北牧場では乳牛のホルスタインを飼育。生産した牛乳は「延酪牛乳」の原料に使われ、市内を中心に愛飲されている。児童たちは牛に慣れるため、最初に餌やりを体験。干し草の塊をほぐし、食べやすいように一頭ずつ分け与えた。

 乳搾りは矢北さんに従い、親指と人さし指で輪を作って手持ちのカップに母乳を搾り取る作業を交代で体験。最初は大きな牛に戸惑っていた子どももいたが、時間がたつとすっかり慣れて、「まだ出るよ」などと歓声を上げていた。

 牛と触れ合った後はバター作りに挑戦。同量の牛乳と生クリームを入れた容器を振って分離した水を取り除くという作業を繰り返すと中身が固まっていく。塩で味加減して出来上がったバターをパンに塗って味わった。

 土々呂小5年の甲斐亘君は「牛に触れるのは初めて。最初は少し怖かったけど、あげた草を食べてくれてかわいいと感じました。仕事の大変さも分かりました」と振り返った。

 ふるさと体験隊は毎年、6月から月1回の全8回実施。田植えや稲刈り、漁業などの自然体験活動を通して、子どもたちの自主性、協調性、創造性、郷土に親しみを持ってたくましく生きる力を育んでいる。

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