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黒木国昭さんが作品展

本紙掲載日:2017-08-24
8面
作品展を前に抱負を話す黒木さん
綾切子「オールドファッション」
黒木さんの大作、屏風金・プラチナ彩琳派「四季扇面図」

ガラス工芸作家−現代の名工

◆8月25日から27日まで延岡総合文化センター

 ガラス工芸作家で現代の名工として国内外で活躍する黒木国昭さん(72)=綾町在住=の作品展が8月25日から、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターで開かれる。27日まで、入場無料。延岡では平成26年以来3年ぶり4回目の作品展。古希の記念に行った作品展以降に制作した、大小合わせて約400点を展示。「会場も前回より広い所を用意しました。ぜひご覧になってください」と呼び掛けている。黒木さんは作品展を前に夕刊デイリー新聞社を訪れ、作品創作や意気込みなどについて語った。

◆琳派の世界・ガラスを通じ追求−延岡では3年ぶり4回目

 ガラス工芸の世界に入って52年。半世紀以上にわたって日本の伝統芸術・琳派(りんぱ)を基本に取り組んできました。

 ガラスは日本から見ると西洋のもの。それに立ち向かう中で求めてきたのは、西洋と東洋の和の融合でした。融合した中身が日本の歴史であり、文化であり、装飾であり、伝統であるという柱を生み出してきました。それが「光琳(こうりん)」という代表作です。

 日本には洋画に対して日本画という財産があります。日本画は京都の琳派から生まれたもので、誕生して400年を経た今日まで、その発信が広く伝わっています。京都の尾形光琳を始祖とする琳派の世界を、私はあえてガラスという素材を通じて追求してきました。

 俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一がそれぞれの「風神雷神」を残し、そして現在、遅ればせながら、平成の作家として、私がガラスを用いて風神雷神を作り上げました。

 私は、酒井抱一が尾形光琳の画風を取り入れたように、この世にいない人たちの影響を〃私淑(ししゅく)〃という形で受けてきました。直接学んだ訳ではなく、あくまで光琳の絵に共感を得て、私なりの発想と思いで光琳を追い掛けて、私の世界をつくり上げてきたということです。光琳、宗達、抱一の時代の流れを考えながら作品を見ていただくと、面白い発見があると思います。

 ガラスは割れない限りは永久に残すことができます。色あせることもありません。1400度の高温で出来上がっていますので、絵の具のように劣化したり紙質が変わってしまうこともありません。日本の装飾の世界でガラスの役割は非常に貴重だと思います。

 平成元年4月、綾町の工房に火が入って、来年で30年になります。雲海酒造さんの「綾酒仙の杜(もり)」ができるより前で、あのころは舗装もされていませんでした。

 ここまで苦労はしましたが、おかげで海外をはじめいち早くいろんな仕事を先陣を切ってさせてもらっています。皆さんご存じの「薩摩切子」は島津斉彬の時代に、貿易で外貨を稼ぐ手段として始まったのですが、生麦事件をきっかけに薩英戦争が起き、その後、斉彬が亡くなったために、わずか8年で壊滅してしまいました。

 後を引き継ぐ人がいなくなって120年途絶えていたところ、昭和58年に鹿児島県からの要請を受けて、工芸部長として復元事業に取り組みました。現存しているものを鋳物の型に取り、ガラスを吹けばそれを使って誰が作っても同じものができるようになりました。

 同じ物を作ると価値は下がります。薩摩がそうであるなら、私は創作の切り子として「綾切子」を作り出しました。2色から、夢とされた3色まであります。世の中にないものを考えて、徹底的に分析して作品として起こしています。

 「綾切子」は綾町から世界に向けて環境問題を発信する作品でもあります。綾の照葉樹林の木の文化とガラスの文化を融合させるものです。

 日本は、照葉樹林を伐採してしまった結果、水害に弱くなってしまいました。杉やヒノキは植えましたが、針葉樹は根を張らない。土をつかみこむ力がない。照葉樹林は石だろうが何だろうが、つかみこんで根を張る。照葉樹林の大切さを改めて感じています。

 延岡では3年ぶり4回目の作品展です。今回は古希展を終えた後、新しい心境で作ったすべて新作です。見どころも多く、会場も広く取りました。400点ぐらいは出そうと思っています。いずれも世界に一点の作品たちです。ぜひ見に来てください。

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