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九州中央道、早期開通を−

本紙掲載日:2017-08-24
1面
九州中央自動車道の早期開通に向けて大会決議を採択した建設促進地方大会=延岡市提供=

熊本市で建設促進大会

◆地域創生、防災観点から熱望

 九州中央自動車道建設促進地方大会が8月17日、熊本市で開かれた。「くまもと・みやざきの発展につながる創造的復興へ」をテーマに、宮崎、熊本両県の関係者ら約600人が出席。同自動車道の早期完成や道路関連予算の満額確保などを求める大会決議を採択した上で、早期開通に連携して取り組むことを確認した。

 両県関係者でつくる九州中央自動車道建設促進協議会など主催。蒲島郁夫熊本県知事の開催あいさつに続き、協議会会長の河野俊嗣宮崎県知事が主催者を代表し、地域創生や防災などの観点から同自動車道の早期全線開通を熱望した。

 次に、熊本県御船町の藤木正幸町長が高速道路の必要性をアピール。熊本県益城町の富澤堅仁さんは「熊本地震を経験した上での、九州中央自動車道への期待」、高千穂町の川上昇さんは「災害時における救援道路として」をテーマに住民目線で意見発表した。

 この後、平成30年度予算の公共事業関連予算の増額と道路関連予算の所要額の満額確保▽九州中央自動車道への予算の重点配分▽同自動車道「蘇陽〜五ケ瀬〜高千穂」間の計画段階評価の早期完了と早期事業化、「矢部〜蘇陽」間と「日之影〜蔵田」間の計画段階評価の早期着手▽同「小池高山〜矢部」間及び「一般国道218号高千穂日之影道路」の供用予定年度未公表区間の公表と早期完成など、6項目の大会決議案を採択。

 最後は、首藤正治延岡市長の掛け声を先頭に出席者全員で「ガンバロー」を三唱し、自治体間の団結を深めた。また、同日は基調講演もあり、熊本大学大学院先端科学研究部教授の溝上章志さんが、「完全自動運転システムが開く近未来のモビリティと社会」をテーマに話した。

 九州中央自動車道(全延長約95キロ)は、延岡市の北方延岡道路「蔵田〜延岡JCT・IC」(約13・1キロ)と、熊本県の「嘉島JCT〜小池高山IC」(約1・8キロ)が開通し、供用率は今年4月末現在で16%。平成30年度には熊本県側の「小池高山IC〜北中島IC(仮称)」(約10・8キロ)と、宮崎県側の国道218号高千穂日之影道路の一部区間「末市〜深角IC(仮称)」(約2・8キロ)が開通予定だが、計画区間の約95キロのうち約53キロが未事業化区間となっている。

 大会決議を受け、主催団体の関係者らは10月25日に上京し、国土交通省や地元選出の国会議員らを訪問し、提言書を提出するという。

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