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学術的に貴重「日之影神楽」

本紙掲載日:2017-08-19
1面

県無形民俗文化財に指定

 県教委は18日、県庁で定例の教育委員会を開き、県文化財保護審議会(原田解会長)から答申のあった「日之影神楽」の県無形民俗文化財、「伊東祐青(すけはる)奉納墨書天井画」(国富町・法華嶽薬師寺)の県有形文化財指定を決めた。県指定の無形民俗文化財は27件目、有形文化財は65件目。

 日之影神楽は町内27集落に分布する神楽の総称。現在は19保存会、約200人が継承し、毎年11月中旬から4月上旬にかけ奉納する。神楽面の年号銘から、江戸中期には存在していたと考えられる。「座張(ざはり)」や「戸取(ととり)」の演目に代表される動きの激しさから、あばれ神楽とも呼ばれる。

 神事もカズラの輪の中を9回くぐって身や道具を清める「すがもり」や、「あや」という白布を振りながらの「神渡し」など県内に類を見ない特徴があり、学術的にも貴重という。

 伊東祐青が天正3(1575)年奉納の天井画は、ヒノキ板(縦2メートル64センチ、横1メートル32センチ)の中央円内に禅宗寺院に見られる雲龍図が描かれ、今後の調査次第で京都画壇の影響などが分かる可能性があるという。また、裏面には祐青の子どもで天正遣欧使節主席の伊東マンショの名前が記される。

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