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津波避難山に着工−盛り土し高台を造成

本紙掲載日:2017-08-19
1面
津波避難山の完成イメージ(日向市提供)

来年9月に供用開始−日向市

 日向市は18日、財光寺切島山2区に盛り土して整備する人工の高台「津波避難山」について、造成工事に着手したことを明らかにした。避難山の整備は市内で初めて。来年9月の供用開始を目指している。日向市では、津波への備えを5カ年計画で進めており、これまでに9施設が完成。平成31年度までに残り7施設の整備を進める予定で、今年度は避難山をはじめ、曽根区(日知屋)と切島山2区に避難タワーを整備する。

 市防災推進課によると、場所は県森林組合連合会の旧日向林産物流通センター敷地の一部。地質調査や設計などは昨年度に完了し、用地買収などを経て今月4日に着工した。山そのものは今年度末に完成予定で、その後は照明などの設備工事に移るという。

 収容可能人数は2920人。南海トラフ巨大地震の津波で避難が困難とされる同区周辺をはじめ、お倉ケ浜総合公園の利用者などの避難先としても想定する。海抜5・1メートルの地盤に、10・1メートルの盛り土を行う計画。

 避難山には北、南、西側の3カ所に階段を設けており、山頂にある1460平方メートルの避難スペースに、3方向から一斉に避難できる。避難スペースには太陽光発電照明、あずまや、備蓄対応型ベンチなどを置き、日常的に利用できるよう、のり面などの緑化も行うという。

 市は避難山について「避難タワーの場合は耐用年数があり、将来的に更新費用が必要になるが、避難山は永久建造物として更新は不要。トータルコストは低く見込めるため、広い用地が確保できる場所では避難山を整備する」と話している。

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