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災害時、道路をふさぐ車に対応

本紙掲載日:2017-08-18
3面
協定書を手にする十屋市長と武田支部長=右=(日向市長室)

レッカー業者と協定−日向市

 日向市と、同市や延岡市、門川町内の自動車整備工場やレッカー会社の有志でつくる県レッカー事業協力会県北支部(武田晃一郎支部長、加盟7業者)は10日、災害時における車両の移動などの協力に関する協定を結んだ。県内30〜40事業所で作る同協力会(武政勝巳会長)によると、同様の協定を門川町と同県北支部が先月締結しており、県内では2例目という。

 協定書によると、災害発生で浸水した車両が道路をふさぐなどした場合、レッカー車などを使って除去するほか、被災者の救援・緊急自動車の整備などの活動に協力する。

 市長室であった調印式には十屋幸平市長と武田支部長(42)=武田自動車整備工場=、立会人の甲斐敏彦市議会議長らが出席し、協定書を確認後に押印した。

 十屋市長は「自然災害が全国で発生している。本市では南海トラフ巨大地震の発生が想定されているが、万が一の時に行政と当事業協力会が連携し、災害復旧や物流のために交通の遮断がないよう迅速な対応をしていきたい」、武田支部長は「熊本地震の発生翌日にボランティアとして現場で対応した経験から、災害時に対応できる組織の必要性を感じた。日ごろから勉強、訓練し、即対応できるようにしていきたい」とそれぞれ話した。

 市の要請で同協力会県北支部が車両の移動を実施した場合に要する費用は市が負担。同協力会では費用の一部を交通遺児や交通安全協会などに寄付する考え。

 同協力会では今後、宮崎市や西都市、都城市でも同様の協定を結ぶ計画で、武田支部長は「熊本地震で地元の業者の方はパニックとなり、何も対応できない状態だった。日向市で災害が起きた時に、他の支部がすぐに駆け付けて助け合えるような態勢づくりを進めたい」と話した。

 なお、別組織の県自動車整備振興会延岡支部は今年3月、延岡市と同様の協力協定を、自動車整備振興会としては九州で初めて締結している。

【県レッカー事業協力会県北支部】
武田自動車整備工場(門川町加草)橋口自動車板金(日向市財光寺)後藤自動車板金塗装(同市東郷町)青木自動車整備工場(延岡市北方町)工藤自動車(同市北川町)栄高産業延岡営業所(同市松山町)中央ホンダ(同市昭和町)

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