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初盆の家々巡る−日向市美々津町

本紙掲載日:2017-08-16
7面
独特のいでたちで慰霊する美々津町別府地区の供養盆踊り

別府地区で供養盆踊り

 「エイサーテエイサーテ」「あら、ちょいとまわれあら、ちょいとまわれ」−−初盆の家々を巡り、精霊や遺族の心を慰める日向市美々津町別府(びゅう)地区の供養盆踊りは14日、同地区であった。江戸時代から伝わる伝統行事。

 小学生とその保護者を中心に、幼児から80歳代までの住民約30人が白装束に編みがさをかぶり、鼻や口を手拭いで覆う独特のいでたちで、初盆を迎えた地区内4軒を巡回。家々の庭先で太鼓の拍子と音頭取りの口説きに合わせ厳かに、時に小気味よく踊った。

 同地区の供養盆踊りは、耳川河口の港から千石船で関西へ木炭などを運んだ地元商人によって持ち込まれたとされる。戦中戦後も毎年欠かさず行われ、現在は日向市無形民俗文化財に指定されている。

 太鼓の拍子と口説きに呼び寄せられて、路地は近所の人や帰省中の人たちであふれた。音頭取りの一人、甲斐敏明区長(70)は「盆踊りはこの地域になくてはならないもの。担い手は減っているものの、絶やすわけにはいかない。何としても守っていきたい」と話した。

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