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アオバズク、繁殖確認増えず

本紙掲載日:2017-08-12
1面
延岡市桜ケ丘の緒方正光さんが7月、日之影町の山林で撮影したアオバズクの幼鳥

環境悪化の可能性も−日本野鳥の会県支部

 初夏に渡来するフクロウの仲間「アオバズク」の情報提供を呼び掛けていた日本野鳥の会県支部(岩切久支部長)はこのほど、調査結果をまとめた。それによると、聞き取りを含めて昨年の2・4倍に当たる91件の情報が集まったが、繁殖を確認できたのはほぼ昨年並みの8件。同支部は「繁殖環境が悪化している可能性がある」としている。

 調査は昨年に続き2年目。5月から7月までの3カ月間実施した。

 繁殖を確認したのは、日向市の坪谷小学校、門川町の西門川中学校など学校6件と延岡市の小野神社など神社2件。いずれもセンダンやクスなどの樹洞で子育てを行い、1つがい当たり2羽を超す計18羽のひなが巣立ちした。

 このほか、親鳥を目撃したり、夜間に「ホッホッ」という鳴き声を聞いたなどの情報が寄せられた半面、「これまでは渡来していたが、今年は確認できなかった」との報告も7件あったという。

 アオバズクは全長約30センチでキジバトより小さい小型のフクロウ。毎年4月下旬ごろに越冬地の東南アジアから日本に渡来して繁殖する。森林伐採や里山の開発などで生息数が減っており、県のレッドデータブックで絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譴討い襦

 調査結果をまとめた前支部長の前田幹雄さん(72)は「子育てに適した大木が少なくなり、繁殖や餌取りの環境が悪くなっている可能性もある。保護のため、来年も調査を続けて県内の渡来の実態をつかみたい」と話していた。

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