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夏山で続く遭難騒ぎ

本紙掲載日:2017-07-25
3面

時間に余裕、十分な装備で

◆警察・消防−登山者に注意呼び掛け

 本格的な夏山シーズンで県北の山もにぎわっているが、中には計画や装備が不十分な登山者もおり、警察や消防はしっかりとした備えで山に入るよう呼び掛けている。

 このうち、大分県にまたがる大崩山(標高1643メートル)では7月23日、延岡市北川町側の登山口から山頂に登った男性(60歳代)が下山中に道に迷って遭難。翌朝に自力で下山したものの、警察と消防の捜索隊が出動する騒ぎとなった。

 男性は午前9時30分ごろから登山を開始したが、下山中に日没したため野宿したという。一方、山では午後から雨で足場が滑りやすくなり、男性は転倒して頭に擦り傷を負うなど、天候の悪化も重なったことが遭難につながった。

 北川町の登山口から山頂までは一般男性で4〜5時間ほど、下山までには10時間ほどを要する。険しい地点も多く、十分な体力と経験が求められる。今回の遭難について延岡警察署は「登山開始時間が遅く、無謀な計画だったと言わざるを得ない」と指摘している。

 大崩山ではこうして遅い時間から登頂を試み、地元の人から引き留められる登山者が散見されている。また、軽装で登山する人もいて、日没までに下山できず救助を求める遭難者が毎年のように出ている。

 このため県警は、〇海ある最寄りの警察署へ登山届を提出◆峺畍紊らの登山はしない」「非常時のルートも確保する」など余裕を持った計画B猟粥ε係が悪い時は早めに引き返すに一に備え万全な装備テ擦北造辰燭薜き返してルート確認し、夜になったら夜明けを待つ―などを呼び掛けている。

 装備については、携帯電話などの通信手段と情報収集用のラジオ▽防寒着・雨具・救急薬品・ライター・懐中電灯・カイロ▽あめやチョコレート・ビスケットなどの非常食と飲料水▽自分の位置を知らせる防犯ブザーや笛・鈴など―を携行すること。

 スマートフォンは充電が長持ちせず不感地帯では特に消耗が早いため注意が必要。大きめのビニール袋は防寒にも役立つという。なお、登山届は県警のホームページからダウンロードできるほか、インターネットやスマートフォンからも提出できる。

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