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「いのちの営み、次世代へ」第2部(6)

本紙掲載日:2017-07-25
1面
藤河内渓谷のこけむす森を案内する鶴永さん(左端)

祖母、傾、大崩ユネスコエコパーク登録

◆奥山の保全、復元を−環境教室などで呼び掛け

□日本熊森協会

 こけむす森に樹齢200年を超すアカガシ。アニメ映画「もののけ姫」の舞台を思わせる佐伯市宇目の藤河内渓谷で5月、天然林の見学ツアーがあった。

 クマをシンボルに奥山の保全・復元活動を続ける実践自然保護団体「日本熊森協会」県支部が、「水を育む森について考えてほしい」と一昨年から開いている。家族連れなど14人が参加した。

 案内したのは、平成27年から支部長を務める延岡市北浦町三川内の鶴永貴史さん(46)。10年ほど前に読んだ小冊子「クマともりとひと」をきっかけに同協会の活動に加わった。そこにはこんな内容が書かれていた。

 「戦後の拡大造林で実のならない杉やヒノキの人工林が増え、食べ物のなくなったツキノワグマが人里に出て『有害獣』として殺されている。しかも採算性の問題や後継者不足で間伐などの手入れがされず、真っ暗で下草も生えない人工林が多い。このような山には保水力がない」

 関西からUターン後、川の流れが細くなったことを気にかけていたという鶴永さんは「2、3ページ読んだらやめられなくなり、すぐに読み終えてしまった。衝撃を受けた」と振り返る。

          ▽          ▽

 県支部では、天然林ツアーをはじめ、人工林を間伐して日光を取り入れるボランティア活動などを主催する。会員や一般を対象とした環境教室で行うのが人工林と天然林の「保水力」を比べる実験だ。

 赤土だけと赤土に腐葉土を入れた2個の容器を用意し、片側に開けた隙間を下にして斜めに置く。そこにじょうろで1リットルの〃雨〃を降らせる。すると、赤土だけは途中から約800ミリリットルの泥水が流れ出る。腐葉土を加えた方はしばらくしてからゆっくりと出るが、7割は土中にとどまる。その差は一目瞭然だ。

 赤土と腐葉土の容器は、多様な生き物がすむ森の地面を再現している。大型動物が動き回ると森に適度な空間が生まれて風や光が入り、ふんは腐葉土になる。「動物は森に寄生しているのではなく、森を作っている」

 熊森協会は「人が利用する部分と手つかずで保全する部分とに分け、奥山の全域や急斜面は自然林に戻すべきだ」と主張する。「自然と人間社会の共生」を目指すユネスコエコパークの理念にも通じるが、鶴永さんは今回の登録によって「観光優先で森が壊されなければいいのだが…」と懸念し、こう続ける。

 「今すぐ自然再生に力を入れなければ間に合わない。子どもたちから『あの時代の大人は何をしていたんだ』と言われないためにも」

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