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「いのちの営み、次世代へ」第2部(4)

本紙掲載日:2017-07-20
1面
家田川の「溝さらえ」をする家田地区の人たち。100年以上前から続いている(6月)
岩佐美基さん

祖母、傾、大崩ユネスコエコパーク登録

◆希少動植物の宝庫−「価値を知って」と地元

□北川湿原

 6月中旬。延岡市北川町を流れる家田川に、長靴や胴長を履いた地域住民約50人が集まった。

 家田地区で100年以上前から続く共同作業「溝さらえ」の日だ。住民は腰まで水につかり、外来植物のオオフサモを鉈鎌(なたがま)で刈り取ったり、川岸の遊歩道を手入れした。

 作業の中心となるのは「家田の自然を守る会」(37人)。岩佐美基会長(64)=同町家田=は「大変な作業にもかかわらず、毎年多くの区民が参加する。地域のまとまりの良さは、自然環境を守る上でも重要なことだと思う」と話す。

 祖母・傾・大崩ユネスコエコパークには、人々が自然と共生しながら持続的な暮らしを営む「移行地域」にも希少な動植物の生息地がある。家田川上流部の家田湿原と川坂区の川坂湿原を合わせた「北川湿原」もその一つ。

 広さ約20ヘクタールの湿原には、スイレン科の「サイコクヒメコウホネ」をはじめ、固有植物の「キタガワヒルムシロ」、「グンバイトンボ」など70種類以上の絶滅危惧種が生息する。

 学術的な評価も高く、平成13年に「日本の重要湿地500」、20年に「県の重要生息地」、22年には「ラムサール条約湿地潜在候補地」の指定を受けた。今回のユネスコエコパーク登録では、家田湿原に近い長谷地区までの範囲が移行地域に含まれる。

 岩佐会長によると、湿原周辺はもともと農地だった。稲作などが行われていたが、水はけの悪い湿地帯での作業は困難を極めた。徐々に耕作放棄が進み、昭和50年代には雑草が生い茂る荒れ地に。一時は埋め立ても検討されるなど「誰も貴重な湿原だと思っていなかった」という。

 溝さらえ自体も舟で農作物を運搬する〃運河〃の管理が目的。環境保護に軸足が移ったのは湿原の価値が理解されるようになってからだ。家田区の黒木善久区長は「農業がベースだった時代には溝さらえも当たり前だったが、いまは違う。意識的に続けないと必ずジリ貧になる。だからこそ、主体となる守る会の役割は大きい」と感謝する。

 課題は高齢化。守る会は、遊歩道の整備、希少な植物の保護にもつながる有害獣侵入防止ネットの設置なども担うが、主力の多くは60代。中には80代もおり、このままでは活動の継続が危ぶまれている。

 岩佐会長は「環境を守るには若者の力が必要。そのためには、湿原の価値を知ってもらうことが大切」と話し、ユネスコエコパークへの登録は今後計画している湿原ガイド育成の「後押しになる」と期待している。

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