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ワイヤロープが衝撃緩和−東九州道

本紙掲載日:2017-07-15
3面

西都―宮西・自損事故、はみ出し防ぐ

 東九州自動車道の西都IC―宮崎西IC間の下り車線で14日午前5時40分ごろに発生した中型トラックの自損事故で、中央分離帯に設置されたワイヤロープが衝撃を緩和し、重大事故を防いだことが、県警高速道路交通警察隊などの調べで分かった。

 暫定2車線の同区間には、正面衝突事故を防止する対策としてNEXCO西日本宮崎高速道路事務所が上下線を分離しているラバーポールに代わり、衝撃緩和性能を持つワイヤロープを5月末までに試験設置した。

 事故は、西都IC南の直線区間で発生、トラックはワイヤロープに衝突後、約45メートル走って停車したが、ロープがたわむことにより衝突の衝撃が緩和され、運転手にけがはなかったという。また、事故発生後、破損したワイヤロープは約1時間50分で修復され、通行止めも、約4時間後に解除された。

 NEXCOによると、ワイヤロープは、車両衝突時に中間支柱が倒れ、ロープのたわみが車両の衝撃を緩和するという。東九州道では西都―宮崎西のほか、門川IC―日向IC(13・9キロのうち、約3キロ)に試験設置されており、事故防止性や非常時の緊急対応などを検証し、有効性が確認できれば来年度以降に本格導入するという。

 国交省によると、日本の有料高速道路9322キロのうち、約3割の2538キロが暫定2車線区間。その大部分の約1700キロが上下線をラバーポールで区分する構造で、各地で反対車線に飛び出す事故が相次ぎ、平成27年に発生した2977件の事故のうち、対向車線飛び出し事故は334件、うち73件は死傷事故。死亡事故は4車線区間の約2倍の発生確率。

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