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戦争の恐怖を朗読で体感

本紙掲載日:2017-07-01
7面
朗読する池田知聡さん

岡富中で池田知聡さん体験記を読む−延岡大空襲の日に平和学習

◆まるで地獄絵を見るようだ−
 ああ、女学校が燃えている

 「空が突然明るくなり、辺り一面が昼のようになりました」「まるで地獄絵を見るようでした」−−延岡市岡富中学校(瀬戸山初博校長、423人)で6月29日、平和学習が行われ、生徒らは72年前の同日にあった延岡大空襲の体験記朗読などを通して、戦争の悲惨さや平和の大切さについて学んだ。

 俳優・声優として活躍する池田知聡さん(宮崎市)が、夕刊デイリー新聞に過去投稿された延岡大空襲体験記の一部を朗読した。

 6月29日未明、アメリカの大型爆撃機B29117機が延岡市街地を約1時間30分にわたって焼夷(しょうい)弾攻撃。その中心となったのが、川中地区や対岸の岡富地区。そこで多くの人が逃げ惑う様子を語った。

 北町の三福寺の防空壕(ごう)に隠れていた人は外に出た瞬間、「火の空になっていた」。五ケ瀬川堤防沿いの配水管に避難し、今山の方を見ると焼夷弾が雨のように降っていたという。

 床下の防空壕から堤防に逃げた児童は避難の途中、学校が真っ赤な炎に包まれているのを見た。「まるで地獄絵を見るようでした」。

 延岡小6年生は家族5人で須崎橋の橋げたそばの水の中に避難。「シャーシャードーンドーン」という不気味な焼夷弾の落下音を長い時間聞いていた。ついには川の中までも火が迫ってきて、「降り注ぐ火の粉を手のひらで払いながら夜明けを待ちました」。

 また、岡富小児童は高千穂通りの壕に逃げ込んだりしながらやっとの思いで今山に逃げたが、多くの人がいたため石垣にへばりついていたという。空襲後に家に戻ったが「うちの家の角まで焼けていて何もありませんでした」。

 北小路の旅館に泊まっていた人は床下へ避難するが「家の中は危ないから外に出て」と警防団の声が聞こえた。壕から出たら亀井橋から向こう側は火の海で、真昼のように明るかった。

 今山神社境内に走ると避難者がいっぱい。そこで「うちが燃えている」「ああ、女学校が燃えている」と泣く人たちがいた。

 現在の岡富中の場所には県立延岡高等女学校があり、この日の空襲で全焼。「延岡高等女学校はほかより一段と高く炎が上がっていた」という。

 池田さんはスクリーンに映された延岡大空襲から3日後に上空から撮影された市街地写真、体験者からの聞き取りをもとに描いた絵をバックに朗読。生徒たちは、ぴんと張り詰めた空気の中で当時の様子を脳裏に浮かべていた。

 また、夕刊デイリー新聞社の坂本光三郎記者が、アメリカ軍は空襲する1カ月前に延岡の詳細な航空写真を撮影するなど綿密に計画していたことや、レーダーを使い計画通りの攻撃であったことなどを説明した。

 戦争体験者が少なくなっていることに触れ、「この岡富中校区は空襲を体験した人が多くいます。身内で体験した人がいれば、ぜひ話を聞いてください」と締めくくった。

 生徒代表の早田立貴君(2年)は、来週から修学旅行で広島を訪れ平和学習することを挙げ、「72年前のきょう、延岡が一瞬で焼け野原になったことが分かり、今の延岡からは想像できないようなことがあったんだと思いました。僕たちは広島に行きますが、その時にもきょうの学びを生かせたらと思います」と話した。


話を聞く岡富中の生徒
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