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高速化の調査開始−県

本紙掲載日:2017-06-29
1面

カーブ改良など検討−JR日豊線

◆整備費、短縮時間を算出

 県は、JR日豊線の高速化調査を開始した。大分駅から鹿児島中央駅間(全長約330キロ)で曲線や駅構内の改良、軌道強化などを検討し、整備費や短縮時間を算出する。来年3月にも結果をまとめ、JR九州への要望活動などに役立てる。

 総合交通課によると、調査は、鉄道の土木設計などを行うJR九州コンサルタンツ(福岡市)に委託。7月にかけてまず全域の現況を調べ、改良可能箇所を抽出。その後、各箇所に応じた、例えばカーブの弧を大きくしたり、上下列車のすれ違いができる駅で一本の線路をより直線化する一線スルー化、枕木のコンクリート化など、列車が速度を落とさずに走行できる手法を探る。部分複線化や振り子列車の導入も検討する。

 日豊線は現在、大分−宮崎駅間(約207キロ)が約3時間、宮崎−鹿児島中央駅間(約126キロ)が約2時間かかる。県は同様の調査を宮崎−鹿児島駅間(約123キロ)で行い、平成13年に52億円の工事で14分短縮できると公表している。

 同課は「地域間交流を促進し、諸産業の振興を図るには定時制に優れ、大量輸送が可能な日豊線の整備・充実が重要。しっかりと調査し、今後のJR九州との協議に生かしていきたい」と話している。

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