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写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 200円
▽LL サイズ 1枚 300円
▽A4 サイズ 1枚 800円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は200円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 200円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 300円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 800円
(ラミネート加工は200円追加) |
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命と平和を考える学習
延岡市北方町の北方学園中学校(田代和浩校長、94人)で5月30日、「かけがえのない命、平和についてみんなで考えよう」と題した平和学習が行われた。
講師は、夕刊デイリー新聞社の坂本光三郎記者。毎年6月から7月にかけて延岡市立図書館で開催している「平和祈念資料展」の展示資料の写真などを映し出しながら延岡大空襲の悲惨さや、延岡出身の特攻隊長・黒木國雄さんと父肇さんの最後の別れについて話した。
死者約300人といわれる延岡大空襲は、昭和20年6月29日未明に起きた。アメリカの大型爆撃機B29の焼夷(しょうい)弾攻撃により市内中心部が瞬く間に火の海となった。
講話では、空襲の全体像を解説した後、当時、県立延岡高等女学校を卒業し、挺身(ていしん)隊として兵器工場で働いていた藤原美々子さんの空襲体験記が紹介された。
愛知県在住の女優、加古万里子さんが、藤原さんの手記「わが家の戦争流浪記」(延岡高等女学校文集「太平洋戦争と私達〜藤蔭三十八回生」より)を朗読し録音、本社に届いたばかりのCDを会場で流した。
20代の加古さんは、藤原さんの体験記以外にも夕刊デイリー新聞に掲載された延岡大空襲体験記を多数読み、イメージを膨らませて録音に臨んだという。
土砂降りの雨のような音を立てて降り注ぐ焼夷弾の恐怖。自宅が全焼し、逃げた安賀多橋の下で見た〃火の川〃や竜巻、焼け野原になった延岡の街など戦争がもたらした悲惨な状況、戦後の苦しい生活ぶりが描かれた藤原さんの手記を加古さんは丁寧に朗読した。混乱の中の少女の悲しみや祈り、廃虚の中から懸命に立ち上がろうとする一家の姿を浮き彫りにした。
後半は、特攻出撃する息子を見送る父肇さんの写真を取り上げた。戦後の苦悩などを説明した。
授業後に生徒たちが書いた感想文の一部を紹介する。
◇「戦争を経験していない私たちには想像もつかない苦しみがあったと思う。戦争体験者が少なくなっているので、私たちも次の世代へ伝えていきたい」(亀井裕子さん、3年)
◇「黒木國雄さんとの別れは父肇さんにとって、とても寂しいものだったと思う。講話を聞いて、二度と戦争を起こしたくないと思った」(甲斐未加帆さん、3年)
◇「テロや核ミサイルのことがテレビに取り上げられている。自分自身で戦争のことについてじっくり考え、命の大切さを知っていきたい」(鍬崎ひかるさん、2年)
◇「二度と戦争は起こってはならないものだと分かった。同じ世界で生きる一員として支え合い、命を大切にしていきたい」(甲斐慎之輔君、1年)