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勇壮な演武を披露−高千穂で棒術の祭典

本紙掲載日:2017-05-10
3面
勇壮な演武を披露した「第8回高千穂古武道『棒術の祭典』」(提供写真)

 高千穂町の無形民俗文化財に指定されている「棒術」を披露する「第8回高千穂古武道『棒術の祭典』」が7日、同町三田井の「一本木広場」であり、町内3地区の棒術保存会が勇壮に演武、見物客を楽しませた。

 祭典は、棒術の伝承と後継者の育成、拡大を図ろうと、三田井地区棒術保存会(佐藤哲章会長)が町内の各保存会に呼び掛けて毎年開いている。

 好天に恵まれたこの日は、三田井、下田原、黒口地区棒術保存会の会員らが鉢巻きに白装束姿で演武。長棒(180センチ)や四尺棒(120センチ)、太刀、なぎなたなどを手に、「えい」「とう」「やー」と気合の入った声を上げながら技の数々を披露した。餅まきや農産物などの販売もあった。

 棒術は、高千穂地方に伝わる古武道。高千穂独特の制度だった小侍に伝承され、江戸時代には一般の農民にも普及した。

 高千穂町史によると、小侍は三田井氏の家臣が中心で、高橋元種は滅ぼした三田井氏の子孫、家臣を小侍として取り立てた。この小侍制度は明治になるまで続いた。

 三田井地区棒術保存会によると、棒術はかつて、「無道流」や「鞍馬流」など多数の流派が存在したが、今に伝わる代表的な流派は「神影流」と「戸田流」。神影流は400年ほど前、戸田流は280年ほど前が起源とされ、いずれも120を超える形があるという。

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