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ワンマン特急、津波の時は−JR九州

本紙掲載日:2017-04-22
3面
ワンマン特急からの避難誘導訓練
訓練で緊急停止した特急車両
高台への避難を急ぐよう呼び掛ける運転士

南海トラフ巨大地震想定

◆川南〜高鍋で初の訓練

 4月から大分―宮崎間で特急列車のワンマン運行を開始したJR九州は21日、川南―高鍋間で南海トラフ巨大地震を想定した避難誘導訓練を実施した。乗客は安全確認のため5分近く車内に待機させられ、今後はその間の対応などを検討していくという。

 乗客役として、大分、鹿児島を含むJR社員や沿線自治体の行政職員ら84人が乗車。4両編成特急が延岡方面に向けて走行中、震度6強の地震が発生し、大津波警報が出された―と想定した。

 実際に高鍋駅から通常通りの速度で走行中、携帯電話に緊急地震速報を受信した運転士は列車を緊急停止。ただちに福岡の運行管理部輸送指令所と連絡を取り、大地震によるレールの被災で走行が続行できなくなったことや乗客数などを報告した。

 指令員は、列車の停止位置が津波の危険地帯であるため、最寄りの高台を確認し、そこへ乗客を避難させるよう指示。運転士は車内放送で、関係社員や警察、消防をはじめとする乗客がいれば協力してもらえるよう呼び掛けた上で、先頭車両の運転室から最後尾の車両まで走りながら、大声で人員を募った。

 運転士から、手動でドアを開ける方法や乗客の降ろし方などを聞いた協力者は各車両に分散。運転士による「3、2、1」の合図で一斉にドアを開けて外に降り、次々に集まってくる乗客に手を貸しながら、乗降口から1メートルほどある地面に降ろしていった。

 1カ所には、負傷者や体の不自由な人のため、車両備え付けの折りたたみ式の避難はしごも設置。乗客は線路を歩いて近くの車道に上がり、早足で高さ15・8メートルの橋まで避難した。

 運転士はトイレなどまで細かく車両内を見て回り、取り残された乗客がいないことを確認後、高台に駆け上がりながら「津波が来ます」と避難を急ぐよう連呼。津波は高さ13メートルで到達まで20分と想定したが、列車停止から16分28秒で全員避難することができた。

 JRは3月4日から、日豊線の大分―宮崎空港間を運行する4両編成の特急15本と、宮崎・南宮崎―宮崎空港間を4両特急車両で運行する普通列車5本をワンマン化。車掌も乗務していた2人体制が運転士1人体制となったことで、利用者からは緊急時に安全が確保されるか不安がる声も聞かれる。

 訓練終了後、宮崎総合鉄道事業部の宮野原佳部長は「この条件の中では一番適切な避難ができた。4両編成特急では初めての訓練だったが、これまでにもワンマン乗務の訓練は重ね、普段から心掛けていることはきちんとできていたのではないか」と評価した。

 一方、運転士が指令員とやり取りする約5分間、乗客はドアが閉まったままの車両内で待機するしかなく、参加者からは「津波が迫っているのに怖かった」といった不安の声も聞かれた。

 乗客役として乗車した高鍋町の黒木敏之町長も「座って待つ時間は緊張したし、本当に地震があった時はパニックになる可能性もある。少ない人数で避難誘導する上で、どうやって乗客を落ち着かせるかが気になった」と振り返った。

 JRによると、避難誘導の判断は指令員の指示に従うのが原則で、連絡が取れない場合などに限って運転士が独自に判断することになっているという。

 訓練を見守った県警鉄道警察隊の中平和孝隊長は「乗客が(座席から)動けないジレンマでパニックにならないかと考えた。安全に人身を守って避難させることは使命であり、まずは落ち着かせることを頭に入れた避難計画の作成をお願いしたい」と話した。

 ワンマン運行の開始に際し、障害者団体をはじめとする県民からも訓練に参加したいとの要望は高く、JR九州は「毎年、世界津波の日(11月5日)に開いている訓練などに参加していただけるよう計画していきたい」としている。

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