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西南戦争延岡隊戦死者を悼む

本紙掲載日:2017-04-20
3面
約40人が参列し、西南戦争で戦死した延岡隊の霊を弔った「招魂祭」

今山で139回目の招魂祭

 明治10(1877)年の西南戦争で戦死した延岡隊の霊を弔う「招魂祭」は20日午前、延岡市今山八幡宮(伊藤俊郁宮司)にある招魂碑前で営まれ、遺族や関係者ら約40人が参列した。

 延岡西南役会(皹砂^賚魂馗后砲発行した資料などによると、出征した延岡隊は旧延岡藩士556人、農兵840人の計1396人。隊長は大島景保氏が務め、4月20日に熊本市健軍近くで起こった「城東会戦」で初めて政府軍と戦い、18人の死者を出した。

 招魂祭は、元延岡隊士らが戦争翌年の同11年に木柱を立て、以来、城東会戦のあった毎年4月20日に行っており、今回が139回目。現在の招魂碑は大正5(1916)年に建立されたもので、城東会戦での死者ら西南戦争で亡くなった80人の名前が刻まれている。

 主催者を代表し「西南の役延岡隊戦没者招魂祭奉賛会」の皹魂馗后扮箍西南役会長)が「大河ドラマの影響で西南の役への注目度は来年ピークを迎えると思うが、われわれは一過性のものではなく郷土一丸となったこの戦いの顕彰を、地道に続けていきたい」とあいさつ。

 参列者は伊藤宮司らによる神事の中で玉串をささげた。また、延岡西南役会の甲斐喜久子さんが献吟した漢詩「西南の役延岡隊士偲(しの)ぶ」に合わせ、思いをはせた。

 参列者の中には、旧延岡藩の最後の家老で城東会戦での犠牲者の一人、穂鷹久徴氏のひ孫の穂鷹良子さん(73)=延岡市東本小路=の姿も見られた。良子さんは「多くの人に参列していただいて本当にありがたい」と感謝し、「西南戦争が大河ドラマに取り上げられるということで良かった」と、この先も西南戦争や延岡隊が忘れ去られないようにと願っていた。

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