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河川防災ステーション−国交省と延岡市が調印

本紙掲載日:2017-04-18
1面
確認書に押印する北園所長=右=と首藤市長

五ケ瀬川−天下地区に整備

◆5年後稼働へ−ヘリポート、水防センターなど

 洪水時の水防活動や緊急復旧活動の拠点となる「河川防災ステーション整備」に五ケ瀬川の「天下地区」が承認され、18日午前、延岡市役所の災害対策本部室で北園猛国交省延岡河川国道事務所長と首藤正治市長が確認書に調印した。ステーションの実施設計を今年度中に策定後、国交省と延岡市が連携して施設整備を行い、おおむね5年後の稼働を目指す。

 河川防災ステーションは、洪水時など緊急対応を迅速に行うための拠点施設を国と市町村が連携して整備するもので、国交省が平成6年度から取り組む。28年度は五ケ瀬川・天下地区と吉野川・中鳥地区(徳島)矢部川・六合地区(福岡)の3カ所が承認され、通算指定箇所は全国で133、九州では10。宮崎県内では天下地区が初の指定。

 ステーションは、/緞紐萋阿鮃圓上で必要な土砂や緊急復旧用のコンクリートブロックなどの資材を事前に備蓄(国交省)∋餾爐糧遜估やヘリコプターの離着陸などに必要なスペースの確保(同)水防活動に必要な施設や水防団の待機場所などの整備(延岡市)―が主な整備内容。平常時に地域の防災訓練や自主防災会の活動、防災学習の場として活用することも可。

 省延岡河川国道事務所によると、天下地区のステーションは、延岡JCT・ICの天下ランプ北側の五ケ瀬川左岸に整備。一帯は南海トラフ巨大地震による津波、さらに最大クラス洪水(昨年8月30日公表)でも浸水しないとされる区域で、インターに隣接していることで高速道路ネットワークを最大に生かせる位置という。

 整備を前に地権者などの説明会などを開いており、今年度は実施設計策定と用地買収に着手し、30年度〜33年度にかけ盛り土工事や上物を建設した後、備蓄資材を搬入する計画。全体事業費は約7億5千万円(延岡市分を含まず)を見込み、約1・6ヘクタールの敷地に、災害対策車庫、資材置き場、ヘリポートなどを整備。また、延岡市が水防センターを建設する。

 同事務所は、「洪水時の水防活動と緊急復旧活動の拠点として整備し、通常時にも河川を軸とした文化活動の拠点として大いに活用される施設としたい」と話している。

【河川防災ステーション】
水防活動を行う上で必要な土砂など緊急用資材を事前に備蓄しておくほか、資材の搬出入やヘリコプターの離着陸などに必要な作業面積を確保するもの。洪水時には市町村が行う水防活動を支援し、災害が発生した場合には緊急復旧などを迅速に行う基地となると共に、平常時には地域の人々のレクリエーションの場として、また河川を中心とした文化活動の拠点として活用される施設。

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