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ワイヤロープ試験設置始まる

本紙掲載日:2017-04-12
1面
ラバーポールを外してワイヤロープを設置(11日午後10時30分ごろ、NEXCO西日本宮崎高速道路事務所提供)

西都〜宮崎西、はみ出し事故防止へ−東九州道

 暫定2車線区間の上下線を分離しているラバーポールに代わり、衝撃緩和性能を持つワイヤロープを試験設置する工事が11日から、東九州自動車道の西都IC―宮崎西ICで始まった。同工事のため、西都―宮崎西間は5月24日まで断続的に夜間通行止めを実施する。

 高速道路の正面衝突事故を防止する対策としてNEXCO西日本宮崎高速道路事務所が施工。設置工事は、西都IC―宮崎西IC(16・8キロ)のうち、断続的に8・6キロの区間で実施され、既存のラバーポールを取り外し、ワイヤロープを設置する。

 NEXCO西日本管内の試行設置区間は、4道6区間の総延長38・7キロ。東九州道では西都―宮崎西のほか、門川IC―日向IC(13・9キロのうち、約3キロ)、末吉財部IC―国分IC(22・5キロのうち、8・2キロ)でも近く実施される予定。

 設置後、交通工学や防護柵の専門家、警察庁、国交省、高速道路会社などで構成する技術検討委員会が、事故防止性や非常時の緊急対応などを検証し、有効性が確認できれば来年度以降に本格導入する考え。

 国交省などによると、日本の有料高速道路9322キロのうち、約3割の2538キロが暫定2車線区間。その大部分の約1700キロが上下線をラバーポールで区分する構造で、各地で反対車線に飛び出す事故が相次ぎ、平成27年に発生した2977件の事故のうち、対向車線飛び出し事故は334件、うち73件は死傷事故。死亡事故は4車線区間の約2倍の発生確率という。

 ワイヤロープは、「高い衝撃緩和性能」「狭い幅で設置が可能」「短時間で容易に開口部を設置」――などの特徴があり、車両衝突時に中間支柱が倒れ、ロープのたわみが車両の衝撃を緩和するほか、事故などの緊急時に〃人力〃のみで容易にワイヤロープと支柱を取り外すことが可能。

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