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高千穂町向山で起工式

本紙掲載日:2017-03-29
3面
森林基幹道「高千穂日之影線」の起工式で、すき入れをする出席者

県内最長の林道高千穂日之影線

◆総延長−41・1キロ、総事業費−70億円

 県内の単独林道としては最長となる森林基幹道「高千穂日之影」の起工式は28日、高千穂町向山(秋元)の現地で行われ、発注者の県をはじめ、高千穂、日之影両町の関係者、施工業者ら約50人が出席、くわ入れなどをして工事の安全と早期完成を祈願した。

 県西臼杵支庁林務課によると、高千穂日之影線は高千穂町押方の国道218号を起点に、日之影町岩井川の森林基幹道「宇目須木線」に接続する幅員5メートルの総延長41・1キロ。

 計画では、工事は区間をいくつかの工区に分けて行い、総延長のうち23・6キロは新設、残る17・5キロは既存の林道などを改良する。また、町境には橋梁(きょうりょう)を建設する。総事業費は約70億円、完成は平成47年度を見込む。

 開通後は森林整備や木材搬出などの基盤道としてだけでなく、点在する集落間を結ぶ生活道、観光ルート、緊急時の迂回(うかい)路などの役割も期待されている。同課によると、県をまたいで開設されている林道を除き、県内で最も長い林道になるという。

 この日の起工式は、道路の新設工事が始まる林道「上(じょう)の切(きり)線」上で行われ、地元の秋元神社の後藤俊彦宮司による神事で、県環境森林部の大坪篤史部長、高千穂日之影線整備促進期成同盟会の坂本弘明会長らが「鎌入れ」「くわ入れ」「すき入れ」をした後、神前に玉串をささげ、工事の無事を祈った。

 この後、秋元公民館に会場を移して直会(なおらい)があり、あいさつに立った坂本会長は「沿線地域の活性化を担う大動脈として役割を果たす日が来ることを願うばかり」。また、大坪部長は「(高千穂日之影線は)森林整備の推進、林業生産性の向上だけでなく、地域の交通ネットワークを形成する上でも重要な役割を果たす。難工事が予想されるが、工事が安全に、順調に進むことを願っている」と話した。

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