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大幅に遅れ、地区から不安の声

本紙掲載日:2017-03-24
3面
岡富古川地区土地区画整理事業が進められている古川町。まだ低い土地が点在する

岡富古川区画整理事業−延岡市

◆予算確保難しい

 延岡市の岡富・古川地区で進められている土地区画整理事業の完了が遅れる見込みとなり、市はこのほど、地権者向けの事業説明会を開催。東日本大震災や熊本地震などに伴い国からの補助が当初通り見込めなくなったためで、市は理解を求めているが、区画整理のため移転生活を送っている人や、自宅のかさ上げを心待ちにしていた人たちからは「裏切られた気分」「いつになったらもとの暮らしに戻れるのか」といった憤りや不安の声が噴き出している。

 同事業は高速道路交通網と一体となった総合的な都市基盤の整備や、浸水区域の解消などを目的に、総事業費約133億8000万円で平成16年度から事業に着手。19年度から、住宅をずらして宅地を方形に整え、かさ上げしたり、道路を整備するなどの工事に取り組んでいる。

 当初の事業計画では30年度(31年3月末まで)に完了予定だったが、国からの補助は東日本大震災や熊本地震の災害対応や復興事業などに優先配分される傾向にあり、当初見込んでいた予算の確保は困難となっている。

 3月議会には平成29年度予算で区画整理事業費7億3510万円、道路改良事業費2億6000万円などを提案、可決されたが、国との協議は続いており不透明な状況という。このため、事業説明会では事業完了が5年ほど遅れる可能性があることが伝えられた。

 だが、平成17年9月の台風14号で大水害に見舞われ、一日も早い区画整理を望んでいた住民側は強く反発。岡富古川地区に先駆けて施行された、隣接する多々良地区の区画整理事業が計画通り完了したことや、宅地より国道218号のかさ上げ改良が優先されたことなどを挙げ、不公平だと訴えた。

 これに対し市は、多々良地区が地権者の組合形式で山や田畑の掘削・造成が大半だったため短期集中だったのに比べ、岡富古川地区は個別に地権者がいる宅地を盛土・掘削して家屋を動かすなど工程が複雑で長期間を要すると説明。国道かさ上げは、国の激特事業(河川改良)と一体となっているため優先しなくてはならなかったという。

 それでも、平成17年当時と変わらず低い土地が残る両地区では現在も大雨で一部が浸水。昨年9月の台風16号に伴う豪雨では民家の際まで内水が迫ったという。また、高台の多々良地区に道路や構造物が整備されたことで、雨水が流れ込むようになったことも確認されている。

 17年の大水害で自宅が水没した古川町の女性(80歳代)は、「去年の台風では真夜中に腰まで水につかって避難しました。高台から流れ落ちる水が渦を巻いて、足腰が不自由なので孫に支えてもらいましたが、生きた心地がしませんでした」と振り返った。

 女性は被災から長年、夫とともに自宅がかさ上げされる日を待ちわび、水害で傷んだ家の改修も工事が終わるまで我慢してきたが、その夫は昨年10月に他界。「この辺りはみんな高齢者で、主人を含めもう6人亡くなりました。私が生きているうちにかさ上げされることはないでしょうね」と半ば諦めている。

 同町内に住む別の女性(80歳代)も「震災で被災された方は気の毒ですが、10年前の台風(平成17年)は津波の被害と同じで家がメチャメチャになりました。区画整理にこの先何年も待つくらいならこのままでいいので、水だけ来ないようにしてほしい」と話した。

 岡富町では「土地の整理で家を壊して、もう10年近くアパート生活を強いられている人もいて、『帰る所もなくなった』と泣いて暮らしています」という声も聞かれた。

 浸水対策として市は、岡富古川地区の低地付近2カ所に、応急避難路を設置するほか、五ケ瀬川沿いの排水ポンプ施設に注ぐ水路を拡張することにしている。

 予算事情は理解しつつも事業完了の延期に住民の落胆は大きく、古川町の吉本興市区長は「住民説明会が開かれたのは今回が初めてで、あまりにも交流がない。震災のためだと言うが我々も同じ被災者。十分な予算の確保をお願いしたい」と訴えている。

 市は地権者に向け、年2回の「岡富古川地区土地区画整理だより」を配布し、職員は地区内水路の草刈りも実施しているが、同区画整理事務所(市区画整理課)は「今後はできる限り説明会を開くなど、より理解していただけるよう努めたい」と説明。国や県への予算要望活動や浸水対策に、より力を入れていくという。

 なお、国との協議がまとまり次第、今後の事業計画(見直し分)の縦覧を公表することにしている。公表時期は29年度上半期という。


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