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ワイヤロープ試行設置

本紙掲載日:2017-03-18
1面

東九州道西都〜宮崎西−4月10日から工事

◆5月末まで夜間通行止め−NEXCO西日本

 高速道路の正面衝突事故を防止する対策としてNEXCO西日本宮崎高速道路事務所は、暫定2車線区間の上下線を分離しているラバーポールに代わり、衝撃緩和性能を持つワイヤロープの設置工事を4月10日から、東九州道の西都IC―宮崎西ICで実施する。同工事のため、5月24日まで(25夜間)断続的に夜間通行止めを実施する。

 試験設置工事は、西都IC―宮崎西IC16・8キロのうち、8・6キロで実施。既存のラバーポールを取り外し、ワイヤロープを試行設置する。工事に伴う通行止めは4月10日(月曜)夜〜同28日(金曜)朝までの14夜間と5月9日(火曜)夜〜同24日(水曜)朝までの11夜間。工事時間は午後8時から翌朝6時までで、土曜、日曜、悪天候の場合の通行止めは実施せず、予備日に繰り越す。

 NEXCOなどによると、4月以降にワイヤロープを試験設置する区間は、西日本、東日本、中日本3社管内の12路線23区間(総延長113キロ)。設置後、交通工学や防護柵の専門家、警察庁、国交省、高速道路会社などで構成する技術検討委員会が、事故防止性や非常時の緊急対応などを検証し、有効性が確認できれば来年度以降に本格導入する考え。

 NEXCO西日本管内の試行設置区間は、4道6区間の総延長38・7キロ。東九州道では西都―宮崎西のほか、門川IC―日向IC(13・9キロのうち、約3キロ)、末吉財部IC―国分IC(22・5キロのうち、8・2キロ)でも近く工事を発注するという。

 国交省などによると、日本の有料高速道路9322キロのうち、約3割の2538キロが暫定2車線区間。その大部分の約1700キロが上下線をラバーポールで区分する構造で、各地で反対車線に飛び出す事故が相次ぎ、平成27年に発生した2977件の事故のうち、対向車線飛び出し事故は334件、うち73件は死傷事故。死亡事故は4車線区間の約2倍の発生確率という。

 ワイヤロープは、「高い衝撃緩和性能」「狭い幅で設置が可能」「短時間で容易に開口部を設置」――などの特徴があり、車両衝突時に中間支柱が倒れ、ロープのたわみが車両の衝撃を緩和するほか、事故などの緊急時に〃人力〃のみで容易にワイヤロープと支柱を取り外すことが可能。

 夜間通行止めの問い合わせは、宮崎高速道路事務所(電話0985・89・2535、午前9時から午後5時)。工事実施日は、終了時刻まで対応。

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