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訪問診療、開始から約1年−在宅医療を支える

本紙掲載日:2017-03-18
1面
久保田哲代医師(右から2人目)ら済生会日向病院の訪問診療チーム(提供写真)

済生会日向病院−久保田哲代医師に聞く

 門川町唯一の公的医療機関である済生会日向病院は昨年1月から、住み慣れた場所での療養生活を支える訪問診療に取り組んでいる。開始から約1年。チームを率いる久保田哲代医師(56)=宮崎市出身=に、現状や今後の課題などを聞いた。

−−長年、東京都内で在宅医療に携わってこられたと聞きます。

宮崎医科大学を卒業後、約10年間、同大学の第二内科で働き、平成6年から東京都内の医療機関へ。同8年に都内に在宅医療を中心としたクリニックを開業し、一昨年4月まで約20年間、院長を務めてきました。
研修医時代、医師として最初にした仕事が往診でした。もともと患者さんを待っているのは嫌いな性格。自分から外に出て行くスタイルが合っていたようで、それからずっと在宅医療に携わっています。よく在宅医療のスペシャリストといわれますが、在宅医療しか知らないだけです。
長年地元を離れていましたが、宮崎市に暮らす母親が高齢になったこともあり、クリニックは後の者に任せて帰郷。昨年1月から済生会日向病院にお世話になっています。

−−なぜ、同病院で訪問診療に取り組むことになったのですか。

林克裕院長は医局の先輩でもあり、都内に移ってからも長く交流を続けていました。私の帰郷を知った林院長から「ぜひ門川町で訪問診療をやってほしい」と声を掛けていただき、すぐに院内にチームを立ち上げることになりました。
それまで済生会日向病院では訪問診療に月1回、取り組んでいましたが、24時間態勢ではなく、患者さんの容体が急に悪化するなどの緊急時までは、対応できていませんでした。

−−そもそも訪問診療とは、どのようなシステムなのでしょう。

訪問診療とは在宅医療の一つで、一人では通院が難しい患者さんの自宅や、入所する施設に医師が定期的に訪問して、診察したり、血液検査などの簡単な検査を行うシステムです。
容体が悪くなったときのみ連絡して、医師に来てもらう往診とは違い、訪問診療では、あらかじめ決まった日程で訪問し、患者さんの体調を管理します。
また、訪問診療を受けている患者さんの容体が急に悪化した場合は、24時間態勢で連絡をお受けし、必要に応じて、訪問したり、入院の手配を行います。もちろん、最期を看取らせていただく場合もあります。
私が東京都内でクリニックを開業した当時は、行き場のない患者さんを受け入れることが多く、周囲から「うばすて山」とからかわれたこともありました。あれから約20年。社会の認識はずいぶん変わり、行き場のない患者さんから、あえて在宅医療を選ぶ患者さんが出てきたのです。

−−現在、済生会日向病院では、どのような体制で訪問診療に取り組んでいるのですか。

現在、私と看護師3人の4人でチームを組み、南は日向市平岩まで、西は西門川まで、病院から半径16キロメートルのエリアを基本に、45人前後の患者さんに利用してもらっています。

−−開始から1年。地域の反応はいかがですか。

都市部と比べ、訪問診療への認識は低いのが現状です。
患者さん1人を、最低でも月に2回は訪問していますが、開始した頃は、遠慮してなのか、ご自宅に来られることを嫌がってか、「自分から病院に行きます」とおっしゃる患者さんが多くいらっしゃいました。
何人かの患者さんをご自宅で看取らせていただくうち、ご家族から「自宅で最期を迎えさせることができ良かった」と言っていただけるようになりました。そうやって少しずつですが、訪問診療の良さを認識していただいているところです。
患者さんやご家族だけでなく、地域の福祉関係者や医療関係者にも、地域の医療システムの一つとして、もっと認識を深めてもらい、選択してもらえるよう、私たちも努力していきたいと思っています。

−−今後の課題は何ですか。

これまで長年取り組んできた中で、訪問診療のシステムには、2点の課題があると考えています。
1点目は、緊急時は24時間体制で対応するため、スタッフが休日を取得しにくいことです。
2点目は、患者さんに診療訪問では対応できない何らかの処置が必要になった場合、すぐに受け入れてくれる医療機関が、なかなか見つからないことです。
この2点を解決するために、考えていることがあります。それは、地域の開業医の先生たちとの連携です。
「いつも診てもらっていた、かかりつけ医の先生に最期を看取ってもらいたい」。これは、患者さんたちの本音でもあります。
地域で訪問診療に取り組んでくださる開業医の先生がいらっしゃったら、そのときはぜひ、その先生にお休みを取っていただけるよう、副主治医として、訪問診療のサポートをさせていただきたいと考えています。また、副主治医として患者さんを診させていただくことで、入院のお手伝いもしやすいと考えています。
済生会日向病院は地域の核として、地域の医療を支えていく使命を背負っています。まだまだこれからです。まずは訪問診療を知ってもらい、住み慣れた自宅や地域で「過ごしたい」「過ごさせたい」という皆さんのお手伝いを、させていただきたいと思っています。

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