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スタッフは全員女性子育てできる会社に

本紙掲載日:2017-03-16
7面
講演した加納さん

延岡商工会議所女性会公開例会−KIGURUMI.BIZ・加納ひろみさん講演

◆家庭も仕事も夢もあきらめない!

 西日本の〃ゆるキャラ〃の多くを制作しているKIGURUMI.BIZ(宮崎市)の取締役工場長、加納ひろみさん(56)の講演会「家庭も仕事も夢もあきらめない!」がこのほど、延岡市紺屋町のホテルメリージュ延岡であった。社長以外のスタッフ30人全員が女性で、うち16人が母親。残業は少なく、有給取得率ほぼ100%。子育てしやすく社員満足度の高い経営を実現している。しかし「最初はいい会社ではなかった」という。どのように改善してきたかを話した。また、「2年以内に、男女とも子育てしながら働ける会社を増やさないと間に合わない」と警鐘を鳴らした。

 加納さんは、夫(社長)と再婚するまでシングルマザーだった。最初の結婚では専業主婦になっていたため、離婚した時、子ども2人をどうやって食べさせていけばいいのかと「恐怖に震えた」。

 社会復帰して入った会社は外資系だったが、子育てしながら働く母親へのハラスメントは国内企業と同じ。発熱した子どもを保育園に迎えに行くため早退を申し出ると、駄目とは言われないが、先輩女性から「いいわねお母さんは。帰れる言い訳があって」と嫌みを言われた。保育園の先生からは「お母さん、最近、愛情が足りないんじゃないの」と言われて落ち込んだ。

 平成10年に現在の会社の前身に入って結婚。経営者側になった。「そんなにつらい思いをしたのに、自分も最初はいい経営者でなかった」と反省する。「残業する人に手作りのおにぎりを差し入れて自己満足していた」。

 平成24年に株式会社化した時、マスコミから取材を受ける前に内部を知っておこうと社内アンケートを取ったことが改善の始まり。

 社労士に間に入ってもらい、無記名、社労士がタイプ打ちすることで筆跡も分からないようにして、残業はどのくらいしているか、休みは取れるかなど50項目を聞いた。一対一での面談も行った。

 すると、残業が多いことと有給休暇が取りにくいことが問題だと分かった。「お総菜残業は嫌です」と泣かれた。残業をすると残業代は入るが料理をする時間がなくなり、子どもに出来合いの総菜を食べさせることになる。土曜出勤をすると、夫から「俺と子どもは家にいるのになんでお前はいないんだ。そんな会社やめろ」と言われる。「大好きな仕事だけど、このままじゃ続けられない」と泣かれたという。

 しかし、仕事量が多い中、どうすれば残業や休日出勤をなくせるのか。社労士の「みんなで相談して決めるといい」とのアドバイスに沿って「職場意識改善チーム」を結成した。独身者、母親、シングルマザー、若い人、年配者などいろんな立場の人で組織した。

 まず毎週1回、金曜日をノー残業デーにした。社長が5時に工場の電気を消す。最初は土曜出勤が増え、意味がないと思われたが、「金曜日は絶対」と続けているうちに、3カ月後には土曜出勤者がいなくなった。動線の効率化、集中力向上、助け合いが生まれた。

 続いて火曜日をノー残業デーにすると、今度は簡単に実現。そのうち月、水、木曜日にも残業する人がいなくなった。

 有給休暇は、自分や家族の誕生日に取得することから始めた。真っ白なカレンダーにみんなが書き込む。すると「あの人が休んでいるから自分も」と取りやすくなった。

 残業ゼロに取り組んだ翌年、売上高は前年比49・3%増、経常利益はなんと2・7倍に増えた。「いかに残業代が会社の首を絞めていたかということ。リフレッシュできるので、ミスによる余計なコストも減った」

 その後、子どもがインフルエンザの時に備えて有給休暇を使わずに取っておく人が増えたため、小学校入学前の子ども1人当たり5日の有給休暇を独自に設けている。

 また、男女とも子育てしやすい社会にすべきリミットを「2年」としたのは厚労省の人口統計に基づく。子どもを産める年代の女性が数年後に激減するからだ。

 「女性は働け、輝けと言われつつ子どもも産めと言われてうんざり。夫が子育てに参加すると第2子出生率が上がる。夫妻とも早く帰宅できて仲良くできる社会にすることが大事」と強調した。

          ▽       ▽

 同講演は、延岡商工会議所女性会(内倉政子会長、34人)が公開例会として企画した。「少子化を食い止めるには、働き方を真剣に考える必要がある。男性にも積極的に受講してほしい」と呼び掛け、男女70人が受講した。


延岡のゆるキャラ、(左から)のぼるくん、チキなん番長、ジョフ君もKIGURUMI.BIZで誕生した

熱心に聞く受講者
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