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クマガイソウ自生地など3件

本紙掲載日:2017-02-17
3面

答申通り県指定天然記念物に−県教委

 県教委は16日、県庁で定例の教育委員会を開き、県文化財保護審議会(会長・原田解県民俗学会長、14人)から答申のあった「クマガイソウ自生地」と「芝原轟(とどろ)口のアスナロ」(いずれも高千穂町押方)を新規で、「アカウミガメとその産卵地」(日向市)を追加で県指定天然記念物とすることを決めた。近く、県公報に告示、正式決定となる。県指定天然記念物は22件目。

 クマガイソウは、4〜5月に桃色の袋状の花を咲かせるラン科の多年生植物。県版レッドデータブックは近い将来に絶滅の可能性が高い絶滅危惧IB類に分類する。自生地の個人所有のスギ林には約5千株が確認され、県内最大の群生地。間伐などによる適正管理が、絶滅種の保護や生物多様性の保全につながる好例となっている。

 押方から五ケ瀬町桑野内に抜ける街道途中に植えられているアスナロは樹齢500〜600年と推定され、幹回り約6メートル、樹高約20メートル。山道の道しるべとして住民に親しまれ、木にまつわる伝承も残るなど地域との関わりも深い。

 アカウミガメ産卵地は宮崎、延岡、日南市などの海岸を既に指定するが、日向市のお倉ケ浜、金ケ浜両海岸も過去6年(平成22〜27年)の平均上陸回数が72回に上り、56回の延岡、日南市を上回る。日向市アカウミガメ研究会の熱心な調査・保護活動も評価した。

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