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「鬼八の力石」に大しめ縄

本紙掲載日:2016-12-29
2面
「鬼八の力石」に大しめ縄を飾り付ける高千穂町観光協会の職員(写真提供・高千穂町観光協会)

迎春の準備整える−高千穂町観光協会

 熊本地震の影響で、遊歩道の一部区間で立ち入り禁止が続く高千穂町の高千穂峡で28日、重さ約200トンの巨石「鬼八の力石」に新しい大しめ縄の飾り付けが行われた。

 新年を迎える年末恒例の作業。毎年、町観光協会(佐藤哲章会長)が行っている。大しめ縄は長さ5・7メートル、重さ約60キロ。地元の農業俵勲さん(86)の指導を受けながら、協会の職員5人が細い竹の芯に稲わらを巻き付けて完成させた。

 鬼八の力石は、立ち入り禁止となっている遊歩道沿いにあり、この日は協会職員8人で作業。脚立で力石に上り、傾き具合などを確認しながらしめ縄の両端に付けた針金を周囲に渡して固定。最後に赤と緑の御幣を付けた。

 同観光協会の佐藤純生統括課長(50)は「熊本地震などで観光業が影響を受けた一年だった。新たな年の平穏を願うばかり」と話していた。

 鬼八の力石は、神武天皇の兄、三毛入野命(ミケイリヌノミコト)が高千穂地方一帯で悪行を働いていた荒神「鬼八」を退治しようとした際、鬼八がこの巨石を投げて力自慢をした、と伝えられている。

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