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微生物の力で水をろ過−宮大工学部友松助教

本紙掲載日:2016-12-28
3面
完成したろ過装置。右から順に‖腓な不純物を底に沈ませ、上澄みを取る着水槽大きな砂利を入れた粗ろ過槽1小さな砂利を入れた粗ろ過槽2と生物を繁殖させる生物ろ過槽(左端奥)。前列右から2人目が小田代表、左隣が友松助教。立っている人の左端が松田さん
容器に砂利を入れた。小さな砂利の入った容器の奥に見える角形の容器が生物ろ過槽
友松助教の指導で容器に穴を開ける参加者

実験装置の設置−3カ所目はジョージ・タケの森、美郷

 微生物の力を使った小規模な水のろ過装置を研究している友松重樹・宮崎大学工学部機械設計システム工学科助教(43)の3基目の実験装置がこのほど、美郷町北郷小黒木の「ジョージ・タケの森」に設置された。装置は、プラスチック製のごみ箱と砂利など身近な材料で作れる。20人ほどが設置作業に参加して、作業をしながら作り方を学んだ。

 山間部では、飲用や料理に上水道を使うが、山水もさまざまな用途に使っている。このため北郷地区のNPO法人「郷(さと)の息吹」(小田ちはる代表、35人)が、ろ過技術を学ぼうと友松助教を講師に講習会を企画し、「ジョージ・タケの森」の紹介を兼ねて同所を会場に選んだ。

 細かい砂の層に水をゆっくりと通すろ過方法(緩速ろ過)は古くから知られているが、砂でろ過するというよりも、砂の表層部に繁殖する微生物が、細菌を食べることで分解し浄化していることが分かっている(生物ろ過)。

 この生物膜は原水の質や気温で変化するため、友松助教は、地域の条件に応じた最適なろ過速度、装置の形状などを研究している。実験装置の1基目は田野町の同大演習場に、2基目はミャンマーにある。

 材料は90リットルのごみ箱2個、45リットルのごみ箱1個、ホース、L字管、こぶし大の石、大きな砂利(10〜20ミリ)、細かな砂利(5〜10ミリ)など。ごみ箱に穴を開けて階段状に並べ、ホースでつなぎ、2段目以下のごみ箱に砂利を入れた。その後、沢から引いた水を入れ、水量調節に時間をかけた。

 ろ過速度は、1日当たり10メートルから始めて、速くしていく予定という。国内の緩速ろ過施設の運用基準は同5メートルだが、英国ロンドンのテムズ水道は同10メートル。「暖かい地域では微生物が育ちやすいので、県内ではもっと速くしていい」と友松助教。田野町では同15メートルで実験し、県公衆衛生センターが設ける一般飲料水の基準11項目のうち10項目まで満たした。

 「ここは日当たりがいいので、田野町の装置より条件がいい。最後の1項目(大腸菌が検出されないこと)をクリアしたい」と期待し、「安く手に入るもので作れるようにしているので、上水道のない地域で飲料水をつくる方法の選択肢の一つとして普及していきたい」と話した。

 「ジョージ・タケの森」は、門川町在住の松田武雄さん(77)が実家跡を12年かけて整備した自然公園で、「誰でも散策に来てほしい」と一般開放している。ろ過装置の設置に松田さんは「1年に5、6回は濁り水が出ていたのでありがたい。料理にもある程度安心して水を使えるようになりそうだ」と感謝。

 小田代表は「生活用水に使っている山水が濁ると電気給湯器が壊れるので困っていた。家でも早速作ってみたい」と話していた。

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